内容説明
「糖尿病への道」をリセットしよう!血糖値があまりに高いと、戸惑い、怖いとさえ思うだろう。2型糖尿病とその前段階である境界型糖尿病は、何年もかけてじわじわと進行する。いったんそう診断されたら、糖尿病の薬を飲み、よくなることを祈るしかない、と考えがちだ。しかし、長年にわたって糖尿病を研究してきた者として、断言しよう。それはまったくのでたらめだ。実は、インスリンに対する体の反応を改善し、耐糖能を“リセット”することはいつでも、もちろん今日からでも始められる。もし境界型糖尿病になったとしても、糖尿病への進行を防げるだけでなく、多くの場合、糖尿病に至る道を引き返し、糖代謝を正常に戻すことができる。
目次
1 糖尿病リセットの道具箱―「脱・糖尿病」八つの基本戦略(アジア伝統食(RAD)食事プラン―脂肪の摂取を半分に、食物繊維を2倍に
体重を5~7パーセント減らす
有酸素運動と筋トレで、筋肉のブドウ糖吸収能力をアップ
思ったより簡単 エネルギーを燃焼させる褐色脂肪の活性化
炎症に負けない体をつくる
毎晩7~8時間睡眠をとる
ストレスを減らして心の健康を管理する
体内の抗酸化物質を増やす)
2 「糖尿病リセット」戦略を実行する12週間実践プラン(さあ、始めよう;RAD食事プランを始める;減量プログラムを始める;筋力をつける;炎症に狙いを定める;睡眠を改善する;有酸素運動プログラムを次の段階に進める;ストレスに対処する;体内の抗酸化物質を活性化させる;褐色脂肪を活性化させる;ビタミンDを最大限に利用する;「糖尿病リセット」の生涯にわたるプラン)
著者等紹介
キング,ジョージ・L.[キング,ジョージL.] [King,George L.]
世界最大の糖尿病研究センター兼クリニック、糖尿病管理教育機関でもあるジョスリン糖尿病センターの研究責任者・最高科学責任者。ハーバード・メディカルスクール内科学教授も務める。糖尿病関連の問題に関するスピーカーとして世界中から依頼を受け、定期的に医学団体や患者団体、国立衛生研究所のワークショップ、アメリカ糖尿病学会の国際会議などで講演している
フリッピン,ロイス[フリッピン,ロイス] [Flippin,Royce]
健康・医療ライター。『ザ・ニュー・リパブリック』『メンズ・ジャーナル』ほか、多数の刊行物に記事を執筆している
桐谷知未[キリヤトモミ]
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。