出版社内容情報
フリーランス、発注者双方が知っておくべき新法の知識が60分でわかる!
2024年11月1日にスタートしたフリーランスを保護する法律「フリーランス法」(正式名称は「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」)。同法は取引の適正化を図るとともに、フリーランスの労働環境を整備するための規制が設けられることにより、発注側の事業活動に大きな影響が生じます。本書は新法の対象は誰なのか(フリーランスとはだれを指す? 当社は特定業務委託事業者?)、既存の法律との違いとは(下請法とは何がちがうの?)、業務を委託する事業者の禁止事項や義務といった、受発注者双方が理解し取引の現場で役立つ情報を1冊で提供します。条文のガイドではなく、違反行為を受けた場合の申し出の手順や発注者の対応など実務的な内容が盛り込まれています。フリーランスへ業務を発注する人、企業から案件を受ける人(フリーのITエンジニア、映像クリエイター、カメラマン、デザイナー、司会者、ライター、パーソナルトレーナー、インスタグラマー、ライバー…など)、それぞれの必読書です。
《巻頭》
・フリーランス法早わかりQ&A
・フリーランス法の規制内容
・フリーランス法の「対応」判定表
《巻末特典》
発注者に便利なカスタマイズのポイント解説付き
すぐ役立つ!「 発注書(業務委託内容別)」「解除通知書等」記載サンプル
内容説明
支払期日のルール、報酬額の取り決め、ハラスメント相談の窓口対応…フリーランスとの取引、今のままで大丈夫?発注者に定められた「7つの規制」とは?違反した事業者にはどんな罰則があるの?トラブル事例と解決のポイントも解説。一人会社の経営者も業務を委託する事業者も知らないと大変!
目次
1 新ルールで何が変わる?フリーランス法のポイントを理解しよう
2 取引の適正化1 発注の基本となる「取引条件の明示」と「報酬支払のルール」
3 取引の適正化2 発注者に定められたフリーランスへの7つの「禁止行為」
4 フリーランスの就業環境の整備 「募集」「契約解除」「妊娠・出産・育児・介護」「ハラスメント」に関する発注者の義務
5 問題解決のための手段 フリーランスによる違反の申出などの手順と発注者の対応
6 発注者とフリーランスの問題を解決! よくあるトラブル事例と解決のポイント
著者等紹介
野田学[ノダマナブ]
東京八丁堀法律事務所パートナー弁護士。2009年弁護士登録。公正取引委員会事務総局審査局、経済産業省競争環境整備室に勤務し、独占禁止法違反事件の審査・審判・訴訟、国内競争政策の調査・検討等を含む競争法関連業務を担当。現在は、弁護士として独占禁止法・下請法・フリーランス法等を中心に取り扱う。グリーン社会の実現に向けた競争政策研究会委員(2022年)
白石紘一[シライシコウイチ]
東京八丁堀法律事務所パートナー弁護士。2012年弁護士登録。2016~2018年、経済産業省産業人材政策室(現:産業人材課)にて任期付公務員として勤務し、「働き方改革」等に関する政策立案に従事。労働法関連政策に加え、フリーランス関連政策、HRテクノロジーや兼業・副業の普及促進等を担う。現在は労働法務・人材サービス法務、個人情報保護法務、スタートアップ支援等を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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