出版社内容情報
会社(組織)を運営するための責任・権限の体系、規定・手順をISOでは「マネジメントシステム」と呼び、ISOマネジメントシステムの審査および認証の対象としています。品質マネジメントシステム(ISO 9001)は、組織が製造する製品の「品質」を対象とマネジメントシステムです。また環境マネジメントシステム(ISO 14001)は、組織活動が「環境」に与える影響を対象としたマネジメントシステムです。その他にも、組織の「情報」を対象にした情報セキュリティマネジメントシステム(ISO 27001)、企業の事業継続を対象にした事業継続マネジメントシステム(ISO22301)など、組織活動の目的や視点の違いによって、さまざまなマネジメントシステムが存在します。本書は、ISOマネジメントシステムの仕組みや目的・役割、認証制度などの全体像をマネジメントシステムごとにわかりやすく説明するものです。
目次
第1章 マネジメントシステムとは
第2章 標準化の歴史と認証制度の概要
第3章 マネジメントシステム規格の共通要素
第4章 マネジメントシステムの構築と運用
第5章 審査の概要
第6章 ISO 9001の特徴
第7章 ISO 14001の特徴
第8章 ISO/IEC 27001の特徴
第9章 ISO 45001の特徴
第10章 ISO 22301の特徴
第11章 セクター規格
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はとむぎ
13
新しい部署の大きな役割。少し知識を入れようと読んだ。ISOの基礎がわかる。もう少し詳しい本読まないとな。2024/02/11
にゃーごん
6
よく見かけるけど、よく分かってなかったISO。ISO-#とは、マネジメントシステム(業務プロセスの管理の仕組み?)を品質や安全などの目的ごとに規格化したもの。代表的なのはISO-9001(品質管理)。各規格はISO(国際標準化機構)が策定し、その目的は、製品やサービスに一定の品質を確保して、国際的な取引を促進すること。認証制度により、規格を導入する企業が基準を満たしているかを審査。合格すると、ISOの認証取得を公開できる。ちなみに電気電子通信分野はISOの対象外で、これらはIECが担当。2021/12/20
keitakenny
4
マネジメントシステムの共通要素の解説 9001品質、14001環境、27001情報セキュリティ、45001労働安全衛生、22301事業継続の特徴を簡潔に解説 語弊があるが、ISOとはの綺麗事がしっかり理解出来る 認証取得の本質を知るにはとても簡潔で分かりやすい ワークショップのカレー屋例示も的を得る2022/01/29
The pen is mightier than the sword
3
事業所では組織の国際規格として複数のものを取得することが多いように思う。こういった事業所でISOを統括的に理解するのによい本だと思う。ここでは9001, 14001, 27001, 45001が取り上げられておるが、「8.運用」以外の項目は、共通するものとして解説されているところがよい。統合マネジメントシステムを構築あるいは運用している事業所の担当者にとっては比較的平易で参考になると思う。4772022/11/26
いっしー
2
部署のISO担当となり部内教育をしたくて購入。内部監査員も何年かやったが本質を分かっておらず勉強になった。特に共通事項。この仕組みだから9001と14001の統合監査が可能なことにも納得。カレー屋さんの事例も分かりやすかった。部内教育するにはもっと読み解かないといけない。2023/01/28
-
- 和書
- 領土