出版社内容情報
突然訪れる大切な人の介護。そのとき、あなたはどうしますか? 介護離職をする人は年間約10万人。離職して介護に専念する人のなかには、介護が終わったあと、「うつ」になってしまう人や収入が途絶え経済的に立ち行かなくなる人もいます。介護と仕事の両立では、想像以上に難しい事態に直面することが少なくありません。
本書は、大切なあの人を介護しながら、自分の暮らしや仕事も手放さず続けていくためのヒントとアイディアをまとめたものです。介護保険や医療保険などサービスの利用法、介護される人の住まい選びと整え方、仕事を続けるための介護休業制度活用や働き方の調整、介護される人とのコミュニケーションと自分自身のケアまで、「わたしの仕事と介護の両立」にチャレンジする先輩達の実例を交え、お伝えします。
内容説明
制度やサービスの上手な利用法から、住まいの整え方・選び方、介護の先輩たちの工夫とアイディア、そして自分自身のケア。大切なあの人を介護しながら働くあなたの不安や悩みを解消するヒント満載です。パーソナルデータ記入シートなど、役立つ付録付き。
目次
第1章 介護の現状と基礎知識―突然の介護に備えるために、自分の状況を確認しよう(超高齢社会の現状を知ろう;住み慣れた地域で暮らしていくための制度を知ろう ほか)
第2章 介護と住環境―高齢期の住まいを考えよう(住環境を考えるうえで大切なこと;住み慣れた自宅を整え介護しやすい/されやすい空間へ(住環境整備) ほか)
第3章 働きながら介護するための工夫―仕事と介護の両立のためにできること(仕事と介護の両立支援制度の基本;仕事と介護の両立プラン ほか)
第4章 介護される人とのコミュニケーションと介護する人のケア―自分のことを考えてみよう(支える人・介護する人の心得;「人と人」支えることの意味を考える ほか)
付録
著者等紹介
川上由里子[カワカミユリコ]
ケアコンサルタント。ケアマネジャー・看護師・産業カウンセラー・福祉住環境コーディネーター2級。静岡県生まれ。大学病院、高齢住宅(聖路加レジデンス)などで13年間看護師として勤め、三井不動産株式会社「ケアデザイン」の立ち上げに参画し、高齢期の暮らし全般のコンサルティングを開発実施。2011年より独立し、現在は働きながら介護する人やシニアライフに関するコンサルティングのほか、講演、執筆活動を行っている。UR都市機構ウェルフェア研究室室長や各企業の高齢者、介護関連のアドバイザーとしても活躍。自身も働きながら地域の開業医であった父親の遠距離介護を体験。介護、看護、医療サービスを利用しながら在宅での最期を看取り、多くの学び、想いを得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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抹茶モナカ
kmori299
kaz
きぬやん