出版社内容情報
経済安保のエキスパートが緊急提言!
関税合戦、半導体覇権、技術流出、経済の武器化――続発するリスクに備えよ。
返り咲いて早々、関税の応酬や安全保障で世界に揺さぶりをかけるトランプ大統領。
中国も米国との戦いに備える。
企業もその対応に追われるようになった。
米中新冷戦がもたらす予測不能の未来。
日本はどのように備えればいいのか。
経済安保の第一人者である著者が、予想されるリスクと対策を詳しく解説。
これから訪れる続発するリスクへの備え方が分かる1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
徹底した選挙至上主義 中国の複合戦術 戦略産業国産化 米国の対中政策二層構造 中国の対トランプ小出し戦術 第二期政権の忠臣登用 産業の囲い込み アメとムチの使い分け デカップリングのレトリック 経済の武器化と経済的威圧 サプライチェーン脆弱性リスク 米国制度の模倣戦術 中国版域外適用 戦略産業サプライチェーン自己完結 基幹的中核技術争奪戦 国産優先と外資排除 日本企業の技術流出 進退窮まる地獄絵図 部品メーカー虎の子の技術 半導体テクノ冷戦 巨額国家基金と半導体内製化 中国製港湾クレーン トロイの木馬2025/04/27
れんと
0
米中がどのような戦略の下、今の対立が生じているのかがよくわかる内容だった。決してアメリカが全て正しいとは思わないが、やはり中国のやり方はあまりにひどすぎる。日米同盟が基軸なことにかわりはないが、中国にただ対抗姿勢を見せても実害が出るだけだと思う。本書にも書かれているように日本は、一定の経済規模、技術力、諸外国から頼りにされる誠実さなどから、世界において非常に重要なポジションにあると思う。これを活かして政治・経済・外交などを引っ張るリーダーが望まれるが、今はそれとは程遠い人が首相であることが悲しい。2025/05/18
サボテン
0
トランプ大統領のディール真っ最中に読了。トランプにも議会の圧力があることが分かったり、中国の巧みな外交政策も勉強になった。米中間が緊迫したときに、日本がミドルパワーの国としてどう立ち回るのか。非常に重要な局面に感じた。2025/05/10
-
- 和書
- 1億円稼ぐ空売りの極意