出版社内容情報
トップの決断が生んだ「禁断のタッグ」が、組織も社員も変える――。
「失われた30年? 嘆いているなら動けよ。俺が変えてやる!」
不文律を破ってモビリティ事業に参入したソニーと、自前主義のこだわりを捨てたホンダ。次世代モビリティの開発で手を組んだ両社トップの決断と、社員の異才融合によって起こった開発者の変化に迫る、熱き現在進行形の物語。
2025年に米国で発売予定の電気自動車(EV)「AFEELA(アフィーラ)」。開発・販売するのはホンダとソニーが折半出資するソニー・ホンダモビリティだ。日本が世界に誇るグローバルブランドである両社は、社内の不文律を破って手を組んだ。「本田宗一郎邸での極秘会談」や「幻の提携相手、マツダ」などの内幕を日本経済新聞の担当記者が徹底取材で明かす。EVでは周回遅れのニッポン。それでも互いにエースを送り込み、先行するテスラや中国勢に挑むソニー・ホンダの狙いとは――。停滞を打破するヒントがここにある!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naolog
5
図書館にて。同じことが何度も書いてあったり、フォントサイズが大きく改行が多かったり、括弧書きの注釈が多かったりするので実際の内容は結構薄い。でも、ニュースで見るソニー、ホンダよりも、少しだけ企業精神というかそういうところが垣間見えた。2025/02/05
乱読家 護る会支持!
3
ソニーグループとホンダの共同出資会社、『ソニー・ホンダモビリテイ』について。 ソニーのホンダの技術者が集まったことによる化学反応で、どのような技術が開発されたのか等がほとんど書かれていない。 また、ひょっとすると文系の方には面白いのかもしれないけれど、理系には面白味のない本でした。 追いかけられる立場から追いかける立場になったと言われる日本の自動車産業ですが、これからどのような戦略をたてようとしているのか? トヨタやテスラなどと、どのように戦っていこうとされているのか?書いといてもらいたかった。2025/03/26
静岡茶
0
そういえばアフィーラってどうなったんだっけ?という軽い気持ちで読んでみた。 いたるところで本田宗一郎氏や井深さん、盛田さんなど署名人の話が出てくるが、昔の人過ぎてどうもピンとこなかった。トヨタは面白いと感じるが、ソニーと Honda は創業期と比べて今ではただの民間会社になってしまい、アフィーラという車にも期待していなかったが改めて間違っていなかったことを再認識させられた本。特に Honda は平成から今までにかけて印象が薄い。普通の会社になりすぎた。2025/05/18
takyeee
0
関わりがなくもないので読んでみた。アフィーラの宣伝のタイミングでソニーホンダモビリティとしての宣伝をするために上梓されたのだと容易に想像できるものであった。事実ベースに、どのように歩んできたか描かれていたが、それは実績があるからこそ面白いので、面白くなるような実績を産んでいってくれればと思う。何かを学ぶというより、知識としてそういうことがあったのねという感じ。2025/03/23
Hayato Sasaki
0
シンプルで安全で近代的で安い車を作って欲しい2025/03/02