半導体最強 台湾―大国に屈しない「チェーンパワー」の秘密

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半導体最強 台湾―大国に屈しない「チェーンパワー」の秘密

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784296205219
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C0031

出版社内容情報

世界の半導体基地であり地政学的な戦略的要所である「台湾」。今後の覇権を巡って火花を散らす米中が軍事的に衝突するとすれば、この地を巡ってであろう。この衝突を引き起こさないために、台湾はどのように立ち回るべきか。この戦略を考える上で重要となるのが「チェーンパワー」だと著者は説く。世界最大のファウンドリーである台湾積体電路製造(TSMC)を中心とする半導体サプライチェーンや、日本から台湾、フィリピン、インドネシアまで至る第一列島線(列島チェーン)の防衛力、民主主義という西側諸国の価値観のチェーンの総体である。これらのチェーンを今後、いっそう強固にすることが台湾を守り、ひいては世界的災禍を避けることができるとする。
 本書では、地政学の歴史や変遷、日本をはじめとする東アジアの安全保障状況、2040年の地政学的状況予測などから、米中などの他国によって進路を決められる戦略ではなく、台湾が独自に取り得る戦略を導き出す。米中対立、台湾情勢を巡る日本の現在の立ち位置に新たな視点を与える1冊となっている。

内容説明

米中対立のはざまをどう生き残るのか。

目次

序文 チェーンパワーが決める新世界秩序
第1部 半導体とチェーンパワー(現代の地政学的戦略;半導体を制するものが世界を制する;台湾における三位一体の「チェーンパワー」;東アジア地政学の政治的誘惑)
第2部 グローバル化と半球化(グローバル化は終わり、半球化が進むのか?;グローバリゼーションの列車に乗る東アジア諸国;三位一体の新たな地理的観点;半球化の下での戟略的選択肢)
第3部 米ソ冷戦後と現在の冷戦(東アジアの現在の冷戦構造;「中国リスク」対「台湾リスク」;2040年のグローバルな地政学はどうなるか;地政学的な「オリエンタリズム」を超えて)
結び 2040年は繁栄の時代か、それとも制御不能の時代か

著者等紹介

李世暉[リセイキ]
台湾・政治大学国際事務学院日本研究学科教授/台湾日本研究院理事長。京都大学大学院経済学研究科博士。慶應義塾大学SFC研究所上席所員、同大学政策メディア研究科特別招聘教授、台湾立法院「半導体戦略国会議員連盟」顧問などを歴任。専門分野は、日本の経済安全保障、日本科学技術政策、日本外交。2021年、台湾初の日本研究シンクタンク「台湾日本研究院」の設立に着手し、創立理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ahwai55555

3
日本語と中国語とで”有事”のニュアンスに違いがあり、日本語では戦争に陥った状態を指し、中国語では戦争に陥りかねない危機的状況を指す、とのことで、このあたり日本の報道でも”有事”という言葉の使い方には気を付けて欲しいものだ。また、台湾では多くの方が”台湾有事”の際に日本が支援してくれると信じている一方で、日本は”台湾有事”の際の台湾支援に及び腰だという。台湾が、賢くしたたかにチェーンパワーで存在価値を高める姿を、日本も真剣に学ぶべきであろう。2024/10/07

ゼロ投資大学

3
世界最大の半導体受託製造企業のTSMCを要する台湾が、いかにして大国の圧力に屈せず国際政治の舞台で発言力を持つようになったか考察する。地政学における最も重要な概念は国力であるが、軍事力や経済力といったハードパワーと文化力などのソフトパワーを連動させる力こそ「チューンパワー」と呼ばれる新しい概念である。非代替性=他への置き換えのできないものは強い連携関係を生み出す。2024/08/28

お抹茶

1
半導体や台湾に限らず日本や地政学のことも解説する。台湾の半導体産業クラスターには,水道光熱費や人件費に優位性があり,国の補助金もあり,細かな分業と密接なつながりを持つことで,世界の半導体サプライチェーンの中核であり続ける。台湾は,政治的・経済的・技術的戦略価値を同時に持ち,三つの列島線があり,日米中の利益が交差する特殊な場所。中国の台頭リスクは,貿易障壁,ハッカー攻撃,経済統一戦線,軍事演習の常態化,選挙干渉,文化統一戦線,武力統一など。中台関係は,中国国内での大きな経済危機や権力闘争で転換点を迎えうる。2024/08/29

ぞろElwood

0
★★⭐︎2025/01/24

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