出版社内容情報
「オーナー視点から見た現代プロ野球史」が誕生!
オリックス・バファローズ前オーナーの宮内義彦氏が34年間のオーナー生活で感じた喜び、悔恨、そして夢……。
強いけど赤字? 黒字だけど弱小? どっちもダメだ!
"野球万歳!"
オリックス球団のオーナーを34年間にわたって務めたオリックス シニア・チェアマンの宮内義彦氏。野球という競技を愛し、自らも草野球チームでプレーしてきた宮内氏がオーナーとして球団や球界の改革に挑み続けた間、日本のプロ野球史に残る様々な出来事があった。
阪神・淡路大震災による被災やイチロー選手の活躍と渡米、近鉄バファローズとの球団合併に端を発した球界再編、そして長期低迷からのパ・リーグ3連覇につながる復活劇……。オーナーである宮内氏は、絶対に諦めなかった。球団の成績も経営も。
「諦めないオーナー」としての全軌跡と、勇退した今だから言えるプロ野球の発展に向けた私案の数々。プロ野球の「オーナーの視点」が見えてくる1冊です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuka
9
オイシックス新潟の事業に携わることになり、野球好きとはいえプロ野球の構造も仕組みもちゃんと理解できていなかったので勉強として読んでみたけど、とても勉強になった。 長きに渡ってプロ野球界を支え、これからの展望も熱く描いている宮内オーナーの言葉はどれも重い。 オーナー企業は広告宣伝のために球団運営をするのではなく【野球界の発展のために】というマインドはファーム拡大構想の一躍を担う球団としては絶対に忘れてはいけないことだなと思った。2024/01/10
Eiki Natori
6
合併騒動の時やカジノや行政改革では大嫌いな宮内オーナーだが、長年低迷するチームを手放さず、金は出すけど口は出さず、チームへの愛を持っている点で最高のオーナーだとは思ってきた。「ケチックス」や「広告宣伝としか考えなかった時期」への反省、神戸についての思いまで書かれ、合併時についての心境なども、彼の立場は十分に理解できただけで、十分素晴らしい一冊である。 特にNPBがMLBを超える日の章は、全て同意だが、ここまで考えている人なのかと驚いた。 今のオリックスがなぜ強くなったのかも納得できる。2024/01/27
じゃんけん
4
★★★☆☆3連覇のオリックス、オーナーの熱意は読み取れました。日本にMLB球団をの夢は理想だが移動他・・・を実感。日本ハムの成功例をみるように運営方法の工夫他、親会社の影響も大きいと思う⚾⚾⚾🥎🥎🥎2024/06/16
モトザワ
4
スポーツビジネス×野球の本。経営に興味がある方も、野球に興味がある方も楽しめる本だと思います。オリックス・バファローズファンのみならず、野球ファンにはおすすめです。 オリックス・バファローズが強くなった理由として、①中嶋監督の就任、②山本由伸と吉田正尚という投打の要の存在、③二軍施設の舞洲移転…等がよく挙げられますが、経営陣のたゆまぬ努力の賜物でもあると知ることができました。 改めて、宮内義彦オーナーの胴上げが見られてよかったな、と思います。2023/12/20
MK41
3
野球ビジネス・球団経営・オーナー視点からの本書は オリファンでもあるので興味深く読めた。 阪急→オリックスに変わる時代背景やその時の事、球団再編問題の経営者側からの意見、オリックス長期低迷と原因を素直に認めている点は読んで納得。 また、インタビューでDINA南場オーナーの言葉はちょうど日本一のタイミングが重なり改めて手腕に納得 【印象的な文面】 「球団は親会社の広告媒体にとどまっているようではダメ、独立採算で独り立ちし、親会社に頼らないチームをつくる」 「球団が赤字である限りプロ野球は発展しない」 2024/12/05
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