出版社内容情報
“伝説の家政婦”志麻さんと夫・ロマンさんが語る
「心地いい夫婦のかたち」
「沸騰ワード10」(日本テレビ系)、「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)などに定期的に登場し、
「冷蔵庫にある食材で3時間で10品以上の極上料理を作る」という料理テクニックが評判のタサン志麻さんが、
主夫として志麻さんを支えるフランス人の夫・ロマンさんとともに初めて語り下ろす、
夫婦と家族関係についてのエッセイ本。2人の思い出にまつわるレシピや、志麻さんのキャリアヒストリーも収録。
志麻さんファンはもちろん、志麻さんを知らなくても、
「大切な人とのパートナーシップ」に関心のあるすべての人の心に響く1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきち
79
冷蔵庫にある食材を使って短時間の間に10品以上も料理を作る伝説の家政婦と言われている志麻さん。旦那さまとの会話でおふたりの夫婦の在り方、家族の在り方を聞かせてくれる一冊。フランス人で15歳年下の旦那さまはとにかく志麻さんのことが大好き。お子さんと5人でとても幸せそう。おふたりはとにかくよく話をするとのこと。志麻さんは自分の気持ちを表現するのが苦手だったけど、旦那さまのロマンさんが気持ちをゆっくり引き出してくれて今ではなんでも話せるようになったと。出会いって素敵だと思えるご夫婦です。レシピも少し載ってます。2023/01/30
ぶんこ
46
15歳差のあるご夫婦と知り驚きましたが、志麻さんの「ロマンと会って、初めて自分の気持ちを素直に口にできる日常を手に入れて本当に救われた」の言葉。そして何度も出てくる「思うことを言える。その理由も説明できる」ことの大切さに共感しました。ご夫妻のお喋りという形で進むページで読み易く、なんでも話せる夫婦、家族というのは出来そうで出来ないだけに素晴らしい。時々出てくるレシピには、へぇ〜という知識も。水餃子は包む時にヒダは不要。茹でるとクシュッとなるから!肉じゃがでは肉は硬くなるので最後に入れる!一緒にしてました。2024/08/26
あじ
28
タサン志麻さんが夫のロマンさんと子育て、暮らし、夫婦の在り方を語らう爽やかな著書。恩愛に満ちた言葉、互いを尊敬する眼差し、いつまでも続く会話のラリーが、お二人の長短をさじ加減してくれているみたい。「そうだよねー」と頷きながら空気抜きができてしまうこと請け合いです◆レシピは「はじめてデートで作ったお弁当」など8品2022/12/17
はるき
20
伝説の家政婦さん一家のあれこれ。国も性別も年齢も違う二人の、奇跡みたいなコラボレーション。分かり合えないのは話をしないから。それ真理です。夫唱婦随(逆も可)ではなく、バランスを取り合って支え合うって現代の理想かもしれません。2022/12/03
art_mr
10
志麻さんとロマンさんの出会いは飲食店での指導者と新人アルバイトの関係から…なんと15歳さだという。お子さんが2歳差で3人なのが我が家と同じで、他のおうちの事情をゆっくり垣間見れたような素敵な本。たくさん会話をする、自分を出す、子どもに対しては我儘だけではなく自分の意見を出してもらう。「妹たちへ」では志麻さんが生まれと育ち、飲食店での経験から家政婦が天職だと分かるまでの道のりが綴られとても興味深い。マイケルの下りが失礼ながらも凄く面白かった。中央にあるレシピがおいしそうで、どれもやってみたくなる。2024/11/26
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