出版社内容情報
【危機を生み出した天災と人災を解明。増産余力は2、3年以内に60万‾70万t。】
令和日本を襲ったコメ不足。世論は政府の責任を問う声が強いが、その陰で忘れがちなのは、高温障害による二年連続の実質的な不作だ。この事実を無視して、政府の責任だけを強調することは本質を見誤る。米不足に対してスピード感のある対応がなされているが、問題解決には中長期的取り組みが不可欠だ。本書は政策立案の経緯を熟知し、生産現場のフィールドワークを繰り返してきた専門家が、危機を客観的かつ定量的に分析し、日本の米が直面している課題と解決への道筋を正確に伝える問題提起の書。
【目次】
第1章 令和米騒動の真相――天災と人災の複合危機
第2章 増産余力はあるのか――産地の動向、歴史的経緯、国際比較
第3章 戦略的農政への問題提起――減反、直接支払、米輸出、高温対策
内容説明
現場主義の研究者が、危機の真相と産地の実態に迫り、減反、直接支払、米輸出、高温対策への戦略的取り組みを明示する緊急出版。
目次
第1章 令和米騒動の真相―天災と人災の複合危機(なぜ冷静な議論が必要なのか;全体像を把握する;天災としての要素;人災としての要素;平成米騒動との比較、大正米騒動、昭和の4年連続冷害との比較)
第2章 増産余力はあるのか―産地の動向、歴史的経緯、国際比較(拡大する東西格差と増産余力の見込み;各地の動向―西の生産力後退と東の増産余力;時間軸を長く取り、これまでの日本稲作、減反政策の歩みをたどる;日本稲作の国際競争力の劣化)
第3章 戦略的農政への問題提起―減反、直接支払、米輸出、高温対策(減反(米生産調整)
米への直接支払
米輸出
高温対策―天災として天気任せにせず、然るべき対策を)
著者等紹介
荒幡克己[アラハタカツミ] 
日本国際学園大学教授、農学博士。1954年生まれ、78年東京大学農学部卒、同年農林省(現・農林水産省)入省、96年岐阜大学農学部助教授、99年岐阜大学農学部教授、2004‐20年岐阜大学応用生物科学部教授、21年より筑波学院大学(現・日本国際学園大学)教授。農学博士(農業経済学)。この間、02‐03年アデレード大学経済学部客員研究員、06年メリーランド大学農業政策研究センター客員研究員、12年イリノイ大学農業経済学科客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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