内容説明
日本も世界も、政治も経済も波乱必至の2025年。40年間株式市場の世界を取材してきたベテラン記者が投資環境を読み解く。金融正常化は近づくか?日本企業過去最高益の中身は?マーケットでいま何が起きているのか?等身大の金融・資本市場を理解でき、資産形成に役立つ1冊。
目次
第1章 新NISAを襲った試練
第2章 投資魅力がある企業とは
第3章 金利上昇がもたらすもの
第4章 東証改革の光と影
第5章 起業社会をどう構築
第6章 変わる世界と資産形成
著者等紹介
前田昌孝[マエダマサタカ]
マーケットエッセンシャル主筆。1957年生まれ。79年東京大学教養学部卒業、日本経済新聞社入社。産業部、神戸支社を経て84年証券部。91~94年ワシントン支局。証券部編集委員、ヴェリタス編集部編集委員、日本経済研究センター主任研究員、日本経済新聞社編集委員などを経て、2022年2月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tonnura007
46
今年1年の経済関連のトピックを中心に来年の投資環境について、元日経新聞記者である著者の意見をまとめた書籍。シリーズ4作目。 今年は新NISAで新たに投資に参入した人が多い中、8月の日経平均の大暴落に狼狽した人も多いはずで、まずはそこから解説が始まる。多くの企業にとって上場の旨みが減じており上場廃止が増えていることについての考察は興味深かった。また因果関係は不明な点が多いものの、総理大臣や米国大統領と株価の関連の検討も面白い。新聞を毎日読む時間的余裕がないため、速報性はないが本書で1年を大雑把に総括できる。2024/12/14
ossan12345
11
2024年の投資関連情報の総復習。日経グロース市場のふがいなさ、依然スタートアップの盛り上がらなさが印象に残った。2025年が良い相場になりますように。2025/01/02
gokuri
4
2024に続き、購入する。 著者の本は投資環境の冷静な分析がされているので、振り返りと今後の投資環境の動向を占うのに最適。 これだけのデータ、図表をもって解説されると、自身にもかなりの情報がもたらされ、今後の可能性を占うことができるかもしれない。新書としては破格の内容だと実感。 2025年の相場の活況と自身の円滑な投資活動を祈りつつ読了。2025/01/31
taverna77
2
メチャクチャ面白かった。時の洗礼を受けていない本って概して興ざめなことが多いけれど、使えて、かつ、ためになる情報が満載だった。2025年、ほんと楽しみですねっ!!よいお年を!!2024/12/15
チャウ子
2
個別企業の株を買うなら「森」よりも「木」を見て これはと感じる投資先を選ぶべきというのは賛成 (もっと詳細に書いてあります)。2024/11/23