出版社内容情報
「令和のブラックマンデー」といわれる2024年8月の日経平均過去最大幅下落も、円安への恐怖が引き起こした。ニクソンショック以来、日本はなぜ円高にも円安にも苦しむのか。為替に大きく翻弄され、「通貨マフィア」や「為替介入」が注目される先進国はいまや日本ぐらい。日本人は、為替変動に期待も不安も詰め込み過ぎているのでは?
1987年の「ブラックマンデー」に現地で接し、為替狂騒曲を体験してきたベテラン記者が、その真因に迫る。
内容説明
なぜ日本は円安になっても、円高になっても大騒ぎするのか。為替レートに一喜一憂するのも、日銀や通貨マフィアに過剰な期待や責任が押し付けられるのも今や日本だけ。1987年のブラックマンデーから現場で取材してきたベテラン記者が、日本経済のいびつな構造を明らかにする。
目次
第1章 「令和のブラックマンデー」をどう読むか―為替に翻弄され続ける日本
第2章 都市伝説(1)「円相場は米国が決める」―日米交渉化した為替相場
第3章 都市伝説(2)「円相場は日銀の金融政策で決まる」―為替との距離に悩む中央銀行
第4章 都市伝説(3)「円相場は通貨マフィアの腕しだい」―進化する介入大国
第5章 都市伝説(4)「円相場は実体経済を反映する」―だが市場は常にいきすぎる
第6章 円相場の「脱ガラパゴス」への道はあるか
著者等紹介
藤井彰夫[フジイアキオ]
日本経済新聞社論説主幹。1985年早稲田大学政治経済学部卒、同年日本経済新聞社入社。経済企画庁、日銀、大蔵省などを担当し、マクロ経済・金融・財政を取材。87~91年ニューヨーク米州総局、98~01年ワシントン支局駐在。経済部デスク、経済部編集委員兼論説委員、欧州総局編集委員、ワシントン支局長、Nikkei Asian Review編集長、上級論説委員、論説委員長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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