出版社内容情報
【変化する戦場を作戦レベルで俯瞰】
戦後 70 年にわたり軍事がタブー視されたため、日本人には「軍事」に関する「知」が欠如している――。本書は、『失敗の本質』のリーダーである野中郁次郎氏の視点で、フランスの崩壊、バトル・オブ・ブリテン、ミッドウェー海戦、ガダルカナルの戦い、太平洋島嶼戦、独ソ戦、ソフィン戦争などの第二次世界大戦の主要な戦いについてどのようなイノベーションが戦いを左右したのかを明らかにするビジュアルな戦史解説の書。複雑で時々刻々と変化する戦場を作戦レベルで俯瞰し、時間経過を明確にしつつ、常にその戦場、現場が全体像の中のどこに位置づけられ、敵と味方の関係性がいかに変化していくのかを対比しつつ明示する。
内容説明
勝敗を決した適応と創造のプロセスを活写。フランスの崩壊、バトル・オブ・ブリテン、ミッドウェー海戦、ガダルカナルの戦い、太平洋島嶼戦、独ソ戦、ソフィン戦争―。勝利の本質に迫るかつてない密度の戦史解説。
目次
第1編 英独仏の戦い(フランスの崩壊(1940年5月~6月)
バトル・オブ・ブリテン(1940年5月~10月))
第2編 太平洋の戦い(ミッドウェー(1941年12月8日~42年6月2日)
ガダルカナル(1942年8月~12月)
太平洋島嶼戦(1942年8月~45年4月))
第3編 大陸の戦い(独ソ戦;ソフィン戦争)
第4編 適応と革新(適応と創造の理論;大戦における革新;知的機動力)
著者等紹介
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
一橋大学名誉教授。1935年東京生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレイ校経営大学院にてPh.D.取得。一橋大学教授、日本学士院会員、中小企業大学校総長などを歴任し、2025年1月死去。2017年カリフォルニア大学バークレイ校経営大学院より「生涯功労賞」を受賞。知識創造理論の世界的権威
三原光明[ミハラコウメイ]
元陸上自衛隊 陸将補。1957年徳島生まれ。81年防衛大学校卒業(25期、野中ゼミ)、2002年APCSS(アジア太平洋安全保障カレッジ)エグゼクティブコース卒業。陸上幕僚監部教育訓練部訓練班(先任)、第一普通科連隊長(東京23区防衛警備担当)、第5旅団幕僚長、陸上自衛隊高等工科学校副校長兼企画室長(学校創設時)、陸上自衛隊研究本部第一課長(戦略等担当)。自衛隊退官後、横浜市総務局危機管理室緊急対策担当課長(2013~18年)、一橋ビジネススクール野中研究室研究員(2018~23年)。2024年「暗黙知を見える化する」を目的に「アートみはら」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
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