出版社内容情報
記者の視点を先取り! どこに着目するかで、世界の見え方が変わる。
「日経新聞」を代表する編集委員・コメンテーターら、ベテランの専門記者が、日本と世界を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。
内容説明
23の論点から導かれる企業・日本・世界の未来。
目次
特集 2024年を予測する3つのキーワード
1 日本は豊かになれるのか(日本の株式市場 日経平均株価のバブル超えあるか;見えてきた日銀・異次元緩和解体の姿;岸田財政は火の車―膨らむ支出、定まらぬ財源 ほか)
2 世界企業の新常識とは(「アジャイル」でないと勝てなくなる;VUCAワールドを生き抜くカギは「ソフトな資本」にあり;ESG、ブームは去り成熟のときへ ほか)
3 対立深まる世界のゆくえ(2024年の米大統領選、バイデンvsトランプの再対決か;経済安全保障論が半導体からグリーンにも広がる;切迫する台湾有事 最悪の事態直視し、重層的備えを ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
54
4つのカテゴリーで23の論点、「進化と停滞」。数少ない前者からは、生成AIとアジャイル。Tech/Non-Tech両面からのApproachが前提。Tech進化に伴うリスクも必須。一方、後者の論点のあまりの多さに辟易。特に内政。”人口爆縮”が象徴。PBを含めて、何せRoadmapが見えない中での政争が継続。VUCAに対するソフト資産!という本著の提言も、(Bizでは当然も)Non-Bizでは矛盾でありシニカル。どこを切り取っても、多極的な格差が維持・拡大される感。兎にも角にも平和な年となることを願うのみ。2023/11/11
奏市
8
日経ってやっぱりすごいんだなと感じた。人材力。今後の経済・政治の論点について各分野の専門家により23章に亘り纏めてある。日本・世界の動きにつき日頃追いついていけてない身としてはこういうのがあると助かる。中国の台湾侵攻の可能性がぼやっと感じてたのよりは高いのかと思った。ウクライナ支援で欧米の兵器が手薄になっていて中国からしたら好機、プーチンを見れば明らかなように圧倒的な権力を持った個人は衰える前に結果を出そうとするなどの理由から。ただ中国は一人っ子の為、戦死者増えると内部崩壊の可能性も高まると。/図書館より2024/03/20
乱読家 護る会支持!
3
《生成AI》《グローバルサウス》《重要選挙》を2024年の最大論点とする本書。 その他、《日本の株式市場》《日銀の動き》《岸田政権の命運》《日本の人口爆縮》《VUCAワールド(将来は想定外)》《経済安全保障》《台湾有事》《中国経済の停滞》《ウクライナ侵攻》など。 基礎知識のない人にはわかりにくく、知っている人にとっては、当たり前のことがぼやっと書いてある本の印象ですね。 買ってまで読まなくてもいいと思います。 2024/01/10
ミッキーの父ちゃん
2
読むのに時間かかってしまいました。 再読が必要です…2024/04/05
かい
1
こういった本は初めて購入しましたが、とても勉強になりました。 現在の世界情勢や現状・予想されるこれから、国内の政治や企業経営の現状などなど。普段新聞や経済誌などを読まない身なので、様々な観点から知識を得られるという意味でも大変よかったです。毎年出ている本っぽいので、これからは年末年始の読書リストに追加したいです。 (どこも大小様々な問題を抱えてるんだなぁと読んで改めて思いました)2024/01/07