出版社内容情報
境界性パーソナリティ障害に有効な治療法とされている弁証法的行動療法。その治療の実際をコンパクトにまとめた実用的な1冊。
内容説明
「弁証法的行動療法」(DBT)は、治療困難な境界性パーソナリティ障害(BPD)に対し有効であるとして立証され、欧米においては広く支持されている注目すべき治療法である。現在、日本でも関心が高まってきており、BPDへの新しいアプローチとして期待されている。本書はDBTの開発者マーシャ・M・リネハンが、この治療法について具体的に解説したものである。
目次
第1章 境界性パーソナリティ障害に関する心理社会的スキル・トレーニングの理論
第2章 心理社会的スキル・トレーニングにおける実践上の課題
第3章 セッション形式とスキル・トレーニングの開始
第4章 構造化ストラテジーとスキル・トレーニング手順の心理社会的スキル・トレーニングへの適用
第5章 他のストラテジーと手順の心理社会的スキル・トレーニングへの適用
第6章 心理社会的スキル・トレーニングのセッションごとのアウトライン
第7章 コア・マインドフルネス・スキル
第8章 対人関係保持スキル
第9章 感情調節スキル
第10章 苦悩耐性スキル
著者等紹介
小野和哉[オノカズヤ]
1990年、香川大学医学部医学科卒業。東京慈恵会医科大学精神医学講座助手、成増厚生病院勤務をへて、現在、東京慈恵会医科大学精神医学講座専任講師。専門は精神療法学・精神病理学・児童思春期精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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