プーチンの帝国論―何がロシアを軍事侵攻に駆り立てたのか

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プーチンの帝国論―何がロシアを軍事侵攻に駆り立てたのか

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784296118489
  • NDC分類 311.238
  • Cコード C0031

出版社内容情報

●ロシア正教と亡命思想家の預言――、惨劇を生み出した決断の真相
ロシアのウクライナ侵略は、なお終わりが見えない。なぜ兄弟民族が殺し合う悲劇が21世紀の現代に起きたのか、何がプーチン大統領を戦争へと駆り立てたのか。本書は、今回の侵略にロシアという国家の姿や歴史が深くかかわっていることを、プーチン体制に決定的な影響を与えたロシア正教の原理主義と20世紀の思想家イワン・イリインに焦点を当てて明らかにする本格的ロシア論。

内容説明

誰も書かなかった侵略決断の真実。ロシアのウクライナ侵略はこの夏で2年半ですぎ、なお終わりが見えない。なぜ兄弟民族が殺し合う悲劇が21世紀の現代に起きたのか、何がプーチン大統領を戦争へと駆り立てたのか。本書は、今回の侵略にロシアという国家の姿や歴史が深くかかわっていることを、プーチン体制に決定的な影響を与えたロシア正教の原理主義と20世紀の思想家イワン・イリインに焦点を当てて明らかにする本格的ロシア論。

目次

序章 専制と正教会と軍(軍事礼拝;軍大聖堂 ほか)
第1章 「ひとつの民」―ウクライナ侵略への狂信(侵攻の予感;「死ぬまであきらめない」 ほか)
第2章 プーチン氏の懴悔聴聞僧―ロシア正教会の原理主義(「スパイの教会」;正教徒プーチン氏 ほか)
第3章 ナショナリズムの源泉―亡命思想家イワン・イリイン(ドンスコイ修道院に眠る偉人たち;歴史・思想書を読みふけるプーチン氏 ほか)
第4章 保守強硬への転換―パヴロフスキー元政治顧問の証言(「リベラルな中道派大統領」;欧州共通の家 ほか)

著者等紹介

石川陽平[イシカワヨウヘイ]
日本経済新聞論説委員兼編集委員。1985年早稲田大学第一文学部入学、86~87年米アーラム大学交換留学、92年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(ロシア文学専攻)、同年日本経済新聞社入社。98~99年モスクワ国立国際関係大学留学。2000年以降モスクワ支局長、同支局長として計14年間ロシアで勤務。23年より現職。ロシア語、ウクライナ語、英語で幅広く取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バルジ

1
率直に言って評価の難しい一冊。ロシア正教の世界観とイワン・イリインに代表されるロシアの保守派の論理を丹念に描く一方、個人的には疑問を抱かざるを得ない部分もある。やはり最大の見所はロシア正教会の幹部で最もプーチンに近いチーホン師と、報道でも度々言及されるイワン・イリインの言説を分析した部分である。「第三のローマ」以来のキリスト教文明としてのロシアの「使命」を強調するのは正教会も保守派の思想家も同じである。しかし彼らの言説は歪んだ大国意識と優越感に浸る衰退国家の悲しき挽歌としか見えない。2025/02/08

Chunko

1
以前から気になっていたプーチンとロシア正教会やイリインとの関わりについて、読みやすくまとめられていて、非常に勉強になった。 プーチンがなぜ今のプーチンになるに至ったのか、一面的な批判だけでなく、擁護だけでもなく、論理的に紐解かれていて、色々と答えをいただけた気がする。 過去の演説や文書で述べていたこと等についても緻密に分析されており、流石プロフェッショナルだなあとそちらの面でも感銘を受けた。2024/10/25

Go Extreme

1
専制と正教会と軍: 軍事礼拝 軍大聖堂 共犯関係 侵攻を支えるロシア正教会 国民の7割・正教徒 ウクライナ侵略への狂信: ひとつの信仰・言語 疑似国家 ノボロシア/新ロシア 正教で結ばれた文明 ピョートル大帝をめざす ロシア正教会の原理主義: スパイの教会 帝国の滅亡・ビザンチンの教訓 ロシア正教の倫理観 ロシアの集団主義・選民意識 亡命思想家イワン・イリイン: 自立するロシア ロシア人は指導的民族 ルソフォビア/ロシア恐怖症 神の事業としての戦争 イリイン思想の伝道師 パヴロフスキー元政治顧問の証言2024/10/05

cdttdc

0
軽い興味では理解が難しい。ロシアの歴史、米欧との関係、ロシア正教の役割など複雑に絡んでいる事象を踏まえないとプーチンの思考に辿れなさそうだ。「ウクライナ危機が紛争でなく問題ははるかに幅広く、より根本的で新たな世界の秩序が基盤とすべき諸原則にかかわる話である」と。 もっと深掘ってみる。2025/01/17

ゼロ投資大学

0
2022年2月にプーチン大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻を開始した。欧米諸国からの経済制裁や国際社会からの孤立するリスクを承知で、ウクライナ侵攻に踏み切った理由は何だったのか考察する。ソ連時代は、ウクライナはロシアやベラルーシと一つの国家を形成していた。ソ連崩壊に乗じて、ウクライナは独立したが、多くのロシア系の住民を抱えることになった。ロシアによるクリミア半島の奪取もロシア系住民の保護を名目に行動を起こしている。歴史や民族などソ連時代から続くロシアの復活を目指して行動を起こしている。2024/10/27

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