出版社内容情報
●ロシア正教と亡命思想家の預言――、惨劇を生み出した決断の真相
ロシアのウクライナ侵略は、なお終わりが見えない。なぜ兄弟民族が殺し合う悲劇が21世紀の現代に起きたのか、何がプーチン大統領を戦争へと駆り立てたのか。本書は、今回の侵略にロシアという国家の姿や歴史が深くかかわっていることを、プーチン体制に決定的な影響を与えたロシア正教の原理主義と20世紀の思想家イワン・イリインに焦点を当てて明らかにする本格的ロシア論。
内容説明
誰も書かなかった侵略決断の真実。ロシアのウクライナ侵略はこの夏で2年半ですぎ、なお終わりが見えない。なぜ兄弟民族が殺し合う悲劇が21世紀の現代に起きたのか、何がプーチン大統領を戦争へと駆り立てたのか。本書は、今回の侵略にロシアという国家の姿や歴史が深くかかわっていることを、プーチン体制に決定的な影響を与えたロシア正教の原理主義と20世紀の思想家イワン・イリインに焦点を当てて明らかにする本格的ロシア論。
目次
序章 専制と正教会と軍(軍事礼拝;軍大聖堂 ほか)
第1章 「ひとつの民」―ウクライナ侵略への狂信(侵攻の予感;「死ぬまであきらめない」 ほか)
第2章 プーチン氏の懴悔聴聞僧―ロシア正教会の原理主義(「スパイの教会」;正教徒プーチン氏 ほか)
第3章 ナショナリズムの源泉―亡命思想家イワン・イリイン(ドンスコイ修道院に眠る偉人たち;歴史・思想書を読みふけるプーチン氏 ほか)
第4章 保守強硬への転換―パヴロフスキー元政治顧問の証言(「リベラルな中道派大統領」;欧州共通の家 ほか)
著者等紹介
石川陽平[イシカワヨウヘイ]
日本経済新聞論説委員兼編集委員。1985年早稲田大学第一文学部入学、86~87年米アーラム大学交換留学、92年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(ロシア文学専攻)、同年日本経済新聞社入社。98~99年モスクワ国立国際関係大学留学。2000年以降モスクワ支局長、同支局長として計14年間ロシアで勤務。23年より現職。ロシア語、ウクライナ語、英語で幅広く取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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