出版社内容情報
【生き残りをかけた知恵の戦い】
米国主導「戦時」の半導体戦略、中国のデカップリング対応と軍民融合発展戦略、外交孤立の台湾の選択、メガFTA掛け持ちのASEAN、アジア・ゼロエミッション共同体構想――。本書は、東アジアの各国・地域のほか、西側陣営をリードする米国や「グローバルサウス(南半球を中心とした途上国)」の一角として発言力を強めるインドの動向を調査し、戦略物資の半導体をめぐる攻防や地域エネルギー安保の問題も分析。分断を超えてどのような経済安保戦略を構築すべきかを問う。
内容説明
経済安保の実態に肉薄する最新分析。米国主導「戦時」の半導体戦略、中国のデカップリング対応と軍民融合発展戦略、外交孤立の台湾の選択、メガFTA掛け持ちのASEAN、アジア・ゼロエミッション共同体構想―。本書は、東アジアの各国・地域のほか、西側陣営をリードする米国や「グローバルサウス(南半球を中心とした途上国)」の一角として発言力を強めるインドの動向を調査し、戦略物質の半導体をめぐる攻防や地域エネルギー安保の問題も分析。分断を超えてどのような経済安保戦略を構築すべきかを問う。
目次
第1章 米国主導「戦時」の半導体戦略―半強制的サプライチェーン再編(太田泰彦)
第2章 デカップリング対応を模索する中国―習近平政権の経済安保政策(真家陽一)
第3章 中国における「軍民融合発展戦略」の展開―多用途先端技術と国防科学技術工業(土屋貴裕)
第4章 中国のエコノミック・ステイトクラフト―経済の武器化と求められる対策(長谷川将規)
第5章 外交孤立の台湾、危うい「シリコンの盾」(山田周平)
第6章 ASEAN、米中の狭間で風見鶏―メガFTAは「掛け持ち」(富山篤)
第7章 インド経済外交の多元方程式―中国、パキスタン、ロシアそしてG20(山田剛)
第8章 アジア・ゼロエミッション共同体の展望―脱炭素時代のエネルギー安保の課題(松尾博文)
終章 分断を超えたアジア経済安保戦略の構築―「安保と経済の好循環」への課題(伊集院敦)
著者等紹介
伊集院敦[イジュウインアツシ]
日本経済研究センター首席研究員。早稲田大学卒、日本経済新聞社入社。ソウル支局長、政治部次長、中国総局長、編集委員などを経て現職。ジョージ・ワシントン大学客員研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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