内容説明
「消費者ニーズを掴め」「ネットワークを活用」「新商品開発」「地域社会の振興」「販売戦略」「お客様への感謝」…これらの経営課題をいかにして克服してきたか。近江商人の商法の神髄に迫る。
目次
最認識される近江商人
感謝の気持ち
仏の心で商いを
「世間よし」は感謝の気持ちから
薄利多売がモットー
市場開拓の原点―てんびん棒
消費者ニーズを先取り
ネットワーク活用術
近江商人の妻の役割
商品開発と地域の産業振興
琴線にふれる販売戦略
景気は商人がつくるもの―冒険心と知恵こそ商人の本分
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げん
2
娘のバレエリハーサルを待つ間、図書館で見つけた本をななめ読み。高島屋の名前は近江高島から取った。蚊帳の色を緑にすることにしたのは近江商人で西川ふとんの二代目。ヤンマー創業者は大阪のガス会社で初めてエンジンに出会った。滋賀に長年住んでいながら、初めて知る内容ばかり。たまには図書館に来てみるものだ。2016/04/02
ゼロ投資大学
1
近年SDGsやESGといった企業の利益を追い求めるだけでなく持続可能な社会に貢献するための企業活動が重要視されるようになってきた。近江商人は自己の利益を求める以前に、地域の人々や社会のために何をすべきかを最も大事にしていた事実があり、大変学ぶべき点は多い。2021/12/17