プーチンの敗戦―戦略なき戦術家の落日

個数:
電子版価格
¥2,640
  • 電子版あり

プーチンの敗戦―戦略なき戦術家の落日

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年08月05日 19時32分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296117574
  • NDC分類 319.380
  • Cコード C0031

出版社内容情報

2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻した。北大西洋条約機構(NATO)の拡大阻止と、ウクライナ東部ドンバス地方のロシア系住民の保護を名目にしたが、いずれも武力を行使する必然性があったかは疑問だ。むしろ客観的にみて、ウクライナへの軍事侵攻でロシアが得るものは何もない。多くの専門家が「侵攻はない」と予測したゆえんでもある。それにもかかわらず、なぜプーチンは侵攻を決断したのか……。

 本書は、ロシア情勢を30年以上にわたって注視し続けてきた日経新聞編集委員による本格的プーチン分析。プーチンの成功、挫折、暴走の物語を描く。プーチンはかねて、「短期的な政策にたけた戦術家だが、長期的な戦略がない」(ロシアの政治評論家アンドレイ・コレスニコフ)とされてきた。NATOのロシア国境への接近を食い止めようとウクライナに侵攻したのに、ロシアとおよそ1300キロメートルにわたって国境を接するフィンランド、欧州の軍事強国のスウェーデンがともに、ロシアと決別してNATO加盟を決断した。ウクライナ戦争によって、日米欧とロシアの亀裂は決定的となった。ロシアにとって「ドル箱」である原油・天然ガスの主要な輸出先だった欧州は、「脱ロシア依存」へと大きく舵を切った。そして何より、「兄弟国」であったはずのウクライナの多くの人々を敵に回し、反ロ感情やロシアへの憎悪をかき立ててしまった。

 プーチンが侵攻の「負の代償」をどこまで覚悟していたかは定かではないが、ロシアにとっても不毛な戦争であることはある程度、想定できたはずだ。それにもかかわらず、プーチンはなぜ、侵攻に踏み切ったのだろうか。本書は、二十年以上にわたるプーチン統治の経緯を振り返りながら、その手掛かりを探る。

内容説明

NATOのロシア国境への接近を食い止めようとウクライナに侵攻したのに、ロシアとおよそ1300キロメートルにわたって国境を接するフィンランド、欧州の軍事強国のスウェーデンがともに、ロシアと決別してNATO加盟を決断。日米欧とロシアの亀裂も決定的となった。ロシアにとって「ドル箱」である原油・天然ガスの主要な輸出先だった欧州は、「脱ロシア依存」へと大きく舵を切った。そして「兄弟国」であったはずのウクライナの多くの人々を敵に回し、反ロ感情やロシアへの憎悪をかき立ててしまった。このような事態は予測できたはずなのに、なぜ侵攻を決断したのか…。ロシアを40年近く追い続けてきた日経新聞編集委員が、20年以上にわたるプーチン統治の経緯を振り返りながら、その謎に迫る。

目次

第1章 未来への希望
第2章 協調から敵対へ
第3章 大国主義と国家統制
第4章 強権統治と命の重さ
第5章 裸の王様
第6章 しぼむ大国
第7章 日ロ関係への視座

著者等紹介

池田元博[イケダモトヒロ]
日本経済新聞編集委員。1982年東京外国語大学ロシア語科卒、同年日本経済新聞社入社。東京編集局産業部、国際部、証券部などに在籍するとともにモスクワ特派員、モスクワ支局長、ソウル支局長を歴任。帰国後は論説委員会で長年、ロシア・旧ソ連や朝鮮半島情勢を中心に国際問題を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

1
開戦1年余の時点で「プーチンは敗北しつつある」との大観を示すが、EUと英米の武器援助、情報提供があると言ってもウクライナの人的資源の戦争継続能力もそれほど余裕がるわけではない。戦争とは究極の価値観の対立=敵対という矛盾だから、「矛盾を解消すること」=】が「平和」と定義するならロシアかウクライナか、どちらかが解体するしかないだろう?/もうプーチンが死んでも終わらないところに来ているようだ、「経済制裁」がロシアの国力を低下させ「継戦不能」となるまでには数年は掛かる/平和の祭典の意味のないパリオリンピック止めろ2024/06/04

Oki

1
ロシアの一部大衆はプーチンをロシア再生の救世主のように思わされているがたまたま石油価格が沸騰したからであって、ボリス・フュードロフの言うように「プーチンは改革に向けた方策は何も打ち出さなかった。」...というのがおそらく真相だろう。石油価格がそのままだったら、何もできなかったのはほぼ間違いない。世界にとってはその方が何倍もよかったが。ウクライナ戦争がどのように終わろうと、「大国ロシア」の失墜、国力の衰退は必ず起こるではあろうが、ロシアのような暴力国家がうまく百年の孤独の時代に入ってくれることを願うばかり。2023/10/21

ゆうろう

0
日経新聞の元ロシア特派員による書。ソ連解体後のロシア現代史のおさらいになった。P156「プーチン・システム」は、国民大多数にとって傍迷惑な仕組みだと思う。就任当初と比較してのプーチンの変わり様は、西側にもその責任の一端がある、との著者の指摘には❓。 自分への批判、対抗勢力をとことん封じ込めようとする彼の偏狭さ、それを支える統治システムが諸悪の根源では。第7章「日ロ関係の視座」での著者の見解(P232)だが、現状ではそれしかない。しかし故・安倍の対ロアプローチは大失敗であり、2島返還なんて全く論外だよな! 2023/11/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21302637
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品