出版社内容情報
<<非財務情報開示のスタンダードを包括的に理解でき、自社の開示に活かせる必備の一冊>>
非財務情報の開示が、IFRS財団が主導する基準でまとまろうとしている。日本においても一部の先進企業が手本となるような開示を始めており、サステナビリティを意識した開示が本格化しつつある。投資家をはじめとするステークホルダーは企業の対応に注目している。
本書は、海外で非財務情報の開示基準が統一に向かう時機を捉え、企業の実務者の方々を対象に、必要十分な情報開示のポイントを具体的かつ包括的に手ほどきした実践的な解説書。欧米の状況にも詳しい専門家が、主要な項目をカバーした。第1部は全般的な状況や主要テーマを取り上げ、第2部は先進企業の実例を解説。経理・財務部門の実務者に必要不可欠なノウハウを提供。実務担当者必備の一冊です。
内容説明
開示基準の統合はどこまで進んだのか、これからの統合報告書はどうあるべきか、内外の投資家はどんな情報を求めているのか。さらにESG評価機関の動向、先進的な開示の事例など、実務者が把握しておきたい情報を網羅した決定版。
目次
第1部 サステナビリティ情報開示を考える11の視点(サステナビリティ情報開示の歩み;サステナビリティ情報とデータサイエンス;統合報告書の進化と課題;インベスター・リレーションズ(IR)の現代的課題
ESG投資(1)―日本における歩みと課題 ほか)
第2部 重要な開示トピックスと企業のケース(ケース1:キリンホールディングス―ESG課題を「自分ごと化」している;ケース2:三井化学―Blue ValueとRose Valueコンセプトの構築;ケース3:味の素―バックキャスティング思考の結実;欧州におけるサステナビリティ報告指令(CSRD)の動向
任意の委員会設置を通じたコーポレートガバナンスの強化 ほか)
著者等紹介
北川哲雄[キタガワテツオ]
青山学院大学名誉教授・東京都立大学特任教授。博士(経済学)。早稲田大学商学部卒業。同大学院修士課程修了後、中央大学大学院博士課程修了。野村総合研究所、モルガン銀行東京支店(現J.P.モルガン・アセット・マネジメント)等において医薬品産業・企業の分析を担当するアナリスト・リサーチャーとして20年以上務めたのち、2005年青山学院大学教授。2019年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Ohe Hiroyuki
けんじー