出版社内容情報
赤松良子[アカマツ リョウコ]
著・文・その他
内容説明
均等法の母と呼ばれて。「女のくせに、女だてらに」といわれない世の中にしたい。女性官僚のパイオニアとして志高く生きてきた九二歳の半生。
目次
第1部 私の履歴書(長い列に加わって;父のアトリエ;あこがれの職業婦人;夢は東京へ;津田塾 ほか)
第2部 資料篇(各種指標で見る男女平等の現在;関係法令)
著者等紹介
赤松良子[アカマツリョウコ]
1929年大阪市生まれ。父は洋画家の赤松麟作。津田塾専門学校、東京大学法学部を経て、53年労働省(現・厚生労働省)入省。女性の地位向上に長く取り組み、85年の男女雇用機会均等法制定に局長として尽力して「均等法の母」と呼ばれる。ウルグアイ大使、文部大臣(細川、羽田内閣)、びわ湖ホール初代館長などを歴任。92歳の今も日本ユニセフ協会会長やNGOの代表として活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mtkrm_com
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私も、長い列に加わりたい。私の卒業論文が赤松良子賞に選ばれたため、本書を手に取ってみた。私の論文はフェミニズムに関係なく、情報やデータサイエンス関連である。しかし、私のように女性が技術を学べることや、大きな差別を経験せずに就職活動を終えられたことを考えると、私の存在はフェミニズムとは不可分。ここまで来られたのは、長い列に並ぶ偉大な先人のおかげ。2025/02/27
もーちゃ
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男女雇用機会均等法の成立時の労働省担当局長、官僚サイドとしてリーダー的に尽力いただいた方々。数々の葛藤や困難を経て、施行、今はさらに男女の均等も進んだ。まだまだのところもあるけど、いま私たち女性が社会で十分働けるのは赤松さんなど多くの先達者たちのお陰なのだと、ありがたく読みました。虎に翼が人気ですが、彼女は戦後に津田、東大にいっていて、朝ドラよりは少し後の世代、繋がっていくのだなと。 感想あげてるかた居なくて寂しい。大変読みやすいので、ぜひ多くの女性、もちろん男性も手に取って欲しいです。 2024/06/15