手術をする外科医はなぜ白衣を着ないのか?―色の不思議を科学する

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手術をする外科医はなぜ白衣を着ないのか?―色の不思議を科学する

  • 入倉 隆【著】
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  • 日経BP(2022/05発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296113552
  • NDC分類 757.3
  • Cコード C0011

出版社内容情報

色を変えただけなのに、効果は“てきめん”?
  スポーツのパフォーマンスを変え、ダイエットの効果にも影響。
         「映え」だって見せ方次第。
       思わず誰かに話したくなる“色の正体”

 「場違いの色」「食欲をそそる色」「癒しの色」「発想力を高める色」――人はいろいろなシーンで色を感じ行動する。しかし不思議なことに、同じものでも見方や角度、環境によって違った色に見えてくる。また、鮮やかな色の花、熟すと赤くなる果実、毒々しい色の蜂や蛇――いずれも自らの生命・種を維持するために自然が生み出した知恵だという。いったい我々が見ている色の正体は何なのだろうか。

 生まれたばかりの赤ちゃんは色の区別がつかず、成長とともに見分けられるようになる。実は、もともと動物にとって光を感じ取るだけだった器官はカンブリア紀に初めて形の分かる目へと進化し、肉食動物は獲物を探し、食べられる側も敵をいち早く発見するために目が大いに役立った。「食べる・食べられる」の関係から目は急速に進化を遂げた。植物も色を巧みに使うことで動物を引き寄せ、受粉や種子の運搬を可能にしていった。
 そして、やがて人類だけが色を楽しむようになった。絵を描き、身の周りを装飾し、生活に変化と潤いがもたらされた。色に新たな価値が加わり、いまや「映え」を競っている。

 しかし、実際にものの表面に色が付いているわけではない。表面には反射の仕方の違う波長の光があるだけで、その光があたかも色が付いているかのように見える仕組みを目と脳が備えたのだ。目の構造や脳の情報処理は動物によって異なり、動物が見ている色と人が見ている色とは違っている。知れば知るほど、色の世界は不思議なことばかり。

 本書は、色彩工学の専門家が、色の不思議、その正体を身近な例とともに探求・解説する雑学エンターテインメント。最新の科学的実証に基づいた、思わず誰かに話したくなるナルホドが満載。マーケティングや商品開発に関わる人、インスタで「映え」を求める人にも是非おすすめの一冊。親子で読めば、子供の探求心を育み、心豊かな成長をもたらすかもしれない。

内容説明

色の認識の仕方から「映え」の秘密まで楽しく学べる色彩工学の世界!

目次

第1章 映える色の秘密―あなたとは見えている世界が違うのかも(透明感のある肌の秘密;皮膚越しに見える血管は青色ではなかった ほか)
第2章 色を変えるだけで人の行動は変わってくる―生活習慣も気持ちも色次第(色がスポーツのパフォーマンスを変える?;白ワインを赤く着色すると赤ワインの香りがする? ほか)
第3章 動物の色にはみな理由があった―色は言葉にならないメッセージ(生き抜くために色をまとっている;緑色をした哺乳類がいないワケ ほか)
第4章 色に秘められた植物の知恵―種の保存へ、動物よりしたたかに(光合成が緑の光も使うと木々や森は灰色になる?;スイカに黒いシマシマがあるのはなぜ ほか)
第5章 色の科学がますます社会を変える―人々の暮らしをもっと豊かに(オーロラが教える宇宙の秘密;なぜかうまく証明できない四色定理 ほか)

著者等紹介

入倉隆[イリクラタカシ]
1956年香川県生まれ。1979年早稲田大学理工学部電気工学科卒業。運輸省交通安全公害研究所主任研究官、芝浦工業大学教授などを歴任。博士(工学)。元照明学会副会長。専門は、視覚心理、照明環境(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

109
同じ著者の「奇想天外な目と光のはなし」とかぶる内容がありましたが、レイアウトがカラフルでイラストも多く本書の方が読みやすい。色によって人の行動が変わることは、5億年前に眼が誕生し環境に応じて色覚を発達させてきたことを考えると当然だけど、まとめて読むと興味深い。色の違いとは、電波と同じ電磁波の波長の違いで生じていることは頭ではわかっていても実感はし難いな。題の手術着は、血による赤色が緑や青に付着しても黒く見えるのと、赤い色を見つめた後白いところに目を移すと青緑色の模様が見える補色残像という現象が起きるから。2022/07/11

tomtom

12
色について丁寧に分かりやすく書かれている。長々と書いていないので読みやすい。2023/04/01

かめぴ

7
ブルーライトが目に悪くない、ですと⁈ 専用眼鏡なのに…。肌の透明感が1番刺さる。老人の肌は黄身、だとするとベースメイクの色は必然的に。2022/10/30

きぃ✬

7
色に関する情報が結構みっちり詰め込まれていて、中身が濃い。動物の色には~の章が動物だけではないという罠があって、もふもふしていなかったり血が赤くないやつだったりも控えめだが写真もあるので、苦手だと注意が必要。2022/07/05

マイアミ

6
★★★★ 答えは補色残光と減法混色だそうです。この他にも色にまつわる身近な色々な事柄について解説してあるので最後まで楽しめる一冊だった。いくつか紹介すると、ブルーライトは目に悪いは誤解かもしれない。晴れた日に屋外にいると目に入るブルーライトの強さはスマホやPCの100倍程度になるので毎日屋外で仕事をしている人がいることを考えるとスマホやPCのブルーライトそのものが目に悪影響を与える可能性は低いと。色褪せしやすい色、しにくい色。赤は青や紫外線などを吸収し光子の持つ大きなエネルギーによって退色が進むと。2022/07/09

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