出版社内容情報
石化したまま動き出し、レベル10級宝物殿の奥へと消えていったルーク。クライはとりあえず一週間ほど待ってみたのだが―?
内容説明
精霊人が捜し続けていたという呪物「真紅の精霊石」の影響で石化してしまったルーク。彼を治療するため、世界樹の麓にある伝説の精霊人の国・ユグドラを訪れたクライであったが、世界を巡るマナ・マテリアルが集まるという世界樹には、なんとレベル10級宝物殿【源神殿】が顕現していた!さらに肝心のルークが石化したまま動き出し(i)【源神殿】の奥へと消えてしまったから、さぁ大変!困ったクライはとりあえず彼が帰ってこないか一週間ほど待ってみることにしたのだが…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅり
26
とても面白かった2024/11/07
こも 旧柏バカ一代
24
クライと仲間たちは石化したルークを治療するため、ユグドラを訪れる。 そこで出現したのはレベル10級宝物殿【源神殿】だった。 長く続いた呪物騒動がついに完結し、クライの不幸と幸運が交錯する異能で好転させる展開は痛快であった。 石化したルークが最後の一撃を決める場面は感動的でありながら、すぐに次の問題が発生するという、まさにクライらしい運命を感じさせて笑いを誘う。 全体的に、神という桁違いの存在を相手にしつつも、クライの特異な力と仲間たちの協力で危機を乗り越える様子が痛快であった。で、レベル9?2024/10/06
ささきち
11
ユグドラ編てか長く続いた呪物騒動編完結。最初の頃はもうお終いだ… 勝てる訳がない…としか言えないほど詰んでいたユグドラだったけど、クライの不幸であり幸運を引き込む異能によって死んだと思っていた仲間が帰ってきてとんどん戦力が戻りこれなら勝てるぞ!となっていく。シトリーが指揮して宝物殿の弱体化を目指した作戦はやはり準備不足などが重なり失敗してしまったけれど、いつものようにクライがやらかしながらもまぁ結果オーライ?となる訳ですわ。ユグドラ的に動きは止まっているけど黒い世界樹さんは許されるのだろうか?トップが精霊2023/06/15
alleine05
8
あとがきによると今回の隠しテーマは「共闘」だそうで、たしかにいろいろなメンバーと一緒に戦っていたけど、反面、個々の処理がやや雑な気が。アドラーをはじめとする≪千鬼夜行≫メンバーは特にそんな印象が強いし、≪星の聖雷≫だってめったに行動を共にしないパーティなのにたいして掘り下げられることもなかったし、≪嘆きの亡霊≫内でも今回ルークは呪われていたからしかたないとはいえほとんど出番が無かったのは残念。ハチャメチャな展開は楽しいのだけど、贅沢を言えばもっと一人一人のキャラの掘り下げも大事にしてほしいかなと。2025/03/31
ささやか@ケチャップマン
8
ケラーとクライとの戦い(?)を含めたラストはWEB版の方がストーリーとしては綺麗な気がするが、書籍の方がはちゃめちゃなクライのハッタリに笑った。2023/05/31