出版社内容情報
減らして勝つ!
部品数7割減で最高益達成&トップシェア確保を実現
伝説の技術者に学ぶ本物のノウハウ
かつて経営危機に陥ったいすゞ自動車は再建を目指し、ある技術者に3つの特命を与えました。そのうちの1つが、「部品数マネジメント」です。「当社は同じタイプの車を作る〇社と比べ、部品種類数が5倍ある。会社が危ない。部品種類数を5分の1に減らせ」--。特命を帯びた技術者は、最終的に部品種類数を100万点から30万点に激減させ、その直後には史上最高益とトップシェア確保を同時に果たしました。
実は、部品が1つ発生すると、直接費、間接費を問わずさまざまなコストが発生します。逆にいえば、部品数を適正に管理すれば、ムダなコストを大幅に減らせます。結果、開発期間の短縮、開発費の削減、生産性の向上、保守コストの削減、働き方改革の実現など、実に多くの果実が得られるのです。
本書は、伝説の技術者が自ら筆を執り、部品数マネジメントのノウハウをDXの視点も入れつつ1冊にまとめました。無論、部品数を減らし商品力を落としてしまっては元も子もありません。部品数を減らし、なおかつ商品力を高める手法も開示します。これを実践すれば、設計力とコスト力を高めることができます。技術者はもちろん、経営者と管理者にもおすすめの1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
4
部品の種類はなぜ増えるのか: 部品数が多いと何が問題か 部品数が減ると何が起きるか 部品はなぜ増えるのか 部品数増加の問題点系統図 部品数マネジメントは立派な経営課題: 経営者の視界にない部品数マネジメント 部品発生で生じるリスクと原価 部品数は重要な経営管理項目 モジュラーデザイン: 誕生の背景 定義 部品の最適設計化 部品数マネジメントを成功させるために: 組織と管理を見直す 管理会計を見直す 設計方法の変化と確認 DX時代の到来 データの蓄積と管理技術の進化 目標管理を見直す 管理技術は経験工学2021/11/22
たつ
3
部品数を減らすためのヒントが得られるものと期待して読書。まず、部品数はなぜ増えるのか、様々な要因があり納得できたが、その中でも部品数を抑制する仕組みがないから、というのはまさにそうだな、うちの会社は、と頷けた。本当に効果を大きく出そうと思えば会社全体で経営者が率先して進めるべきだが、期待するのは難しいので、まずは自分たち小規模のチームで設計などを意識して行う、部品数を増やさない仕組みをつくるのが大事だと思った。具体的に目標部品数の制約を設けると、重点指向が強化され、メリハリ設計につながるなど参考にしたい。2022/01/09
Kazuhiro
0
読みやすく分かりやすい!2022/01/30
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