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内容説明
匿名口座には巨額の金が眠り、隠し別荘の冷凍庫には見知らぬ男の死体が…夫の“遺産”にはどんな謎が隠されているのか?幼い頃から常に誰かの庇護の下で暮してきたトゥルーディは、結婚してからも旅行会社に勤める夫トレントに頼り切っていた。だが、二人がウィーンからイギリスに帰国した直後トレントが謎の事故死を遂げた。動揺する彼女が遺品を調べるうちに発見したのが、匿名口座と死体という奇妙な“遺産”だったのだ。彼女は怯えるネズミのように、一歩一歩生前の夫の行動をたどり始めた。だが、その時すでに彼女の周囲には死の罠が張りめぐらされていた…!冒険サスペンスの名手ルエルが、正体不明の敵を相手に独り闘う女を描く、戦慄のサスペンス・ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maja
14
ゆったりと暮していたはずの主婦トゥルーディ。夫の突然の死によって、どちらを向いても不信や謎を指す「矢印」がいっせいに点滅し始めた。学生時代に彼女を庇っていた女友達に引きずられるようにして、事態に驚愕しながらも場当たり的に探り始める彼女は・・。「わめくのは疲れるのよ。」「だからライオンは眠ってばかりいるんじゃないかしら。」天然が入っているトゥルーディ。スイッチが入ると直球で進み始めるのである。レジナルド・ヒル別名義のサスペンス・ロマンを再読。 2020/08/30
tai65
0
星4つ2013/02/12
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