内容説明
半導体、電池、AI、ドローン…中国の技術力を徹底解剖。
目次
第1章 トランプが恐れる中国の技術進化(激しさ増す米国の対中強硬姿勢 タブーなき技術革新の衝撃;最新テックの発信地に増殖する「独角獣」;既に日本超えの分野も 半導体、ディスプレー、車載電池などを徹底分析;政府・企業・消費者の生態系 チャイノベーションはこう生まれる)
第2章 敵か味方か BAT(あなたの周りにも 配車、決済、ゲーム…日本も「IT中華圏」に;中国、「次のBAT」を計画生産 国家資本主義2・0デジタルチャイナ最前線;中国脅威論の先へ 日本企業は見極める眼力を 膨張する「デジタル一帯一路」)
第3章 ファーウェイ 最強経営の真実(30年で売上高1000億ドル ファーウェイ、驚異の実力;米国の圧力でも拡大続く“ファーウェイ5G生態系”;ファーウェイ創業者の任正非氏、貧困から「中国代表」へ;「輪番会長」「非上場」ファーウェイ、異形の経営システム)
第4章 激突する米中 日本はどうする?(勢いを増す強硬派 対中国「存亡かけた戦い」は米国を衰退させるか;識者に聞く米中の行方;米中は「トゥキディデスの罠」を回避できるのか 覇権国に挑む新興国、軍事衝突も)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hatann
8
18年12月から19年9月にかけて日経ビジネスに掲載された中国イノベーション関係の記事を再編集したもの。しがらみを排除したチャイノベーションを生み出す生態系を観察すると簡単に日本ではできないと感じる。政治はさておき、深圳ほど自由な空間が日本にあるだろうか。アリババがルワンダと組むにあたり「ネット接続環境も物流環境も電子決済も普及していないからルワンダなんだ!」と他国でのリープフロッグを狙う目線に強い生命力を感じる。本書は良く纏まっているが、こまめに情報をチェックしないと置いてけぼりを食らうので要注意だ。2020/01/12
竜玄葉潤
1
中国の技術を素直にすごいと思わせてくれる。しかし、そんな本になぜ「戦慄」という言葉を使わなければならないのだろう。2019/12/30
浜田翔
0
少し内容理解が追いつかなかった。 技術的な内容が多く、金融系は少ない。 リープフロッグ現象、イオンディライトの杭州出店深蘭科技合弁は注目2019/11/30