慶應義塾大学大学院SDM伝説の講義―企業経営と生命のシステムに学ぶデザインとマネジメント

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慶應義塾大学大学院SDM伝説の講義―企業経営と生命のシステムに学ぶデザインとマネジメント

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  • サイズ 46判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784296102884
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C0034

出版社内容情報

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)
伝説の講義を紙上で再現!

経済、ビジネス、科学技術、政治、コニュニティ……。現代社会の複雑な諸問題を解決するためには、部分に特化した専門知識だけでは不十分で、
分野を横断した全体統合型の学問=SDM学(システムデザイン・マネジメント学)とその実践が注目を集めている。こうした時代の要請に応えるため
、2008年に設立されたのが慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)だ。社会のニーズを考慮しつつ、
多様な分野についてシステムの観点から研究に取り組み、問題解決に挑んでいる。

その慶應SMDで、2011年から2017年までの7年間、学生の間で絶大な人気を博し、今なお「伝説の講義」と呼ばれている名講義を紙上で再現したのが本書だ。
ベースとなったのは、吉田篤生元特別招聘教授による「経営・財務戦略論」。混沌とした現代社会にあって、「我々はいかに生き、どのように仕事をし、
企業のリーダーや経営者たちは、どのような方向に舵を切り、企業を牽引するのがよいか?」。凄腕税理士として経営の最前線で得た豊富な経験と物理学や
哲学を始めとする幅広い知識をSDMのフレームワークで再整理し、問題の核心に鋭く迫り、未来の指針へと昇華させている。

「経営財務の講義だと思っていたが、それだけでなく人生哲学を教えてもらった」と言うのは、本講義を受講したある修了生の感想。企業の本質とそこで
活躍するためのヒントが散りばめられた本書は、企業経営者はもちろんのこと、起業希望者や一般社会人、これから社会に出る学生など、幅広い読者にと
って“新たな発見”を見出すことができる「伝説の講義録」となっている。

序章 慶應SDMとの出会い
第1章 私たちはどのような時代を生きているのか
第2章 企業経営の本質と永続経営体モデル
第3章 不易流行の経営と継承
第4章 中小企業の現場に学ぶ
第5章 歴史物語としての経営と会計
第6章 経営危機に陥ったある企業の闘い
第7章 激変する時代に生き残る金融機関
第8章 経営問題解決へSDM的視点を
第9章 大転換期での日本の役割

内容説明

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)伝説の講義を紙上で再現!

目次

序章 慶應SDMとの出会い
第1章 私たちはどのような時代を生きているのか
第2章 企業経営の本質と永続経営体モデル
第3章 不易流行の経営と継承―豊島屋本店
第4章 中小企業の現場に学ぶ―工場見学会西島
第5章 歴史物語としての経営と会計
第6章 経営危機に陥ったある企業の闘い―ケーススタディー
第7章 激変する時代に生き残る金融機関―森俊彦
第8章 経営問題解決へSDM的視点を
第9章 大転換期での日本の役割

著者等紹介

吉田篤生[ヨシダアツオ]
吉田篤生会計事務所所長・税理士。元慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)特別招聘教授。1947年神奈川県生まれ。1970年慶應義塾大学商学部卒。1975年吉田篤生会計事務所設立所長就任。2011年慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授就任。2018年からSDM研究所顧問。2008年のSDM開設当初より講義を行い2011年から7年間「経営・財務戦略論」の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅー

4
★★著者は税理士で講義名は「経営・財務戦略論」なのだが、いい意味で期待を裏切られる。社会全体を視野に入れた企業のあり方や金融機関の果たすべき役割、そして「会計」の本来の意味など小手先の技術ではない大上段に構えた議論が続く。大局観を持つために500年前の歴史をふり返るというあたりは出口治明、複雑系の話は田坂広志を思い起こす。その二人の本が好きな方にはハマるかも。ただ「伝説の講義」というのは老舗の経営者の方との交流や会社訪問まで含めての評価と思う。座学部分だけを取り出した本書に過大な期待を抱かないほうが良い。2023/01/21

Hiroki Nishizumi

3
第一章はとても良かった。大きな考え方を求めたいと感じた。ただ残念ながら第二章以降の具体論はそれほど感じるものはなかった。2020/12/03

読書太郎

1
中小企業経営の共生的共同体組織とこれからを生き残る条件とは? 税理士の立場での中小企業や金融機関とのエピソードをもとに、三方よし、不易流行、金融機関ベンチマークなど多分なストーリーをもとに楽しく読み進めることができました。 自然的法則をもとに企業経営のあるべきを考え、より哲学的、生物学的な経営解決は、現代の資本主義における利益至上主義的な世の中においてとても重要な観点だと思いました。 日本的企業モデルが持続可能な社会イデオロギーの構築のヒントになり得るヒントが詰まっていると感じました。2022/12/30

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