出版社内容情報
急速に押し寄せるデジタル化に代表される技術革新の波に対応、
事業を変革してイノベーションを起こす力を持つ経営トップが日本には求められている。
そのためには、技術に素養を持ち経営に精通し実践できる人材が育つ必要がある。
本書は、フィクション仕立てになっている。日本企業で働く技術者である樋阪正史という男が、
保守的な組織の中でどのようなキャリアを辿り経営者になったのか、
また、どのようにイノベーションを起こしてきたか、その成長過程を通じて経営者として身につけなければならない素養を描いている。
そして、これからの経営を考えるうえでのポイントを、30のチャートとしてまとめた。
ここからは、デジタル化時代の革新の進め方、経営の在り方、そして日本企業の勝ち方についてのヒントが見つかるだろう。
「日本経済を成長に導く経営者を育成する手引書」として役立つ1冊だ。
内容説明
人生100年時代のキャリア設計。著者の会社人生から学ぶ、経営戦略の立て方。
目次
第1章 現場重視
第2章 グローバル化
第3章 生産をよみがえらせる
第4章 新たな経営を追求
第5章 イノベーションの実現
第6章 デジタル化
著者等紹介
五十嵐弘司[イガラシコウジ]
東京工業大学大学院総合理工学研究科修了(工学修士)。1980年、味の素(株)に入社。バイオ精製工程のプロセス開発に従事。1998年からアメリカ味の素(株)アイオワ工場長、技術開発センター長を経て上席副社長。2009年、味の素(株)執行役員経営企画部長。その後、取締役常務執行役員、取締役専務執行役員に就任。中期経営計画の策定、M&A実務実行など、味の素(株)で経営の中枢を担う。また、技術統括・情報統括として、イノベーションの実現、グローバル展開、ICT活用やデジタル化を推進した。現在、公益社団法人企業情報化協会代表理事副会長、一般社団法人日本能率協会開発・技術部門評議員会副議長などとして活動中。企業経営にかかわる多数の講演実績がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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