出版社内容情報
チームは、個の総和以上の力をなかなか発揮できない。それは、同調圧力や社会的手抜き、競争による足の引っ張り合いなど、集団力学の負の側面が働くからだ。本書は「なぜチームは機能しないのか」という組織の根源的な悩みを科学的に解き明かし、集団の力を100%引き出すための具体的な手法を提示する。チームの成果の大半を左右するのは個々の才能ではなく、集団の「構造」にほかならない。核心となるのは、集団が効果的に機能するかどうかは、その約6割が「集団の設計」で決まってしまうという「60:30:10の法則」だ(ハーバード大学の心理学者リチャード・ハックマンらの説)。多くのリーダーが心血を注ぐ現場での指導(コーチング)の影響力はわずか10%に過ぎず、集団の構造をいかに設計するかが「圧倒的要因」であることを、豊富な実証データで示す。
【目次】
序章
セクションⅠ 協力
第1章 孤高の天才という俗説
第2章 シナジーの錬金術
第3章 一発屋で終わらない
第4章 惨敗からのチーム再生
セクションⅡ 同調
第5章 波風を立てず、周囲に合わせる
第6章 あなたも同化される
第7章 赤と青
第8章 アイデアの実力主義
セクションⅢ 競争
第9章 常に競い合う
第10章 地獄へのエスカレーター
第11章 ブタとジャガイモ
セクションⅣ 集団を導く
第12章 最後に勝つのは「仕組み」
第13章 リーダーシップとは何か
第14章 未来の集団
内容説明
コーチングは成功要因のたった1割。差がつくのは「構造」だった。
目次
1 協力(孤高の天才という俗説 集団で動く世界で、なぜ個人主義に惹かれるのか;シナジーの錬金術集団が個々の総和を超えるとき、下回るとき;一発屋で終わらない 集団が効果的に協力する方法;惨敗からのチーム再生 チームビルディングを超え、協力を軌道に乗せる)
2 同調(波風を立てず、周囲に合わせる 多数派が少数派に及ぼす影響;あなたも同化される 同調圧力のマイナス面;赤と青 集団はどのように極性化するか;アイデアの実力主義 同調のマイナス面に打ち勝つ)
3 競争(常に競い合う 競争は私たちと集団にどんな影響を与えるのか;地獄へのエスカレーター 集団内部と集団同士の対立;ブタとジャガイモ 競争と対立にどう向き合うか)
4 集団を導く(最後に勝つのは「仕組み」 集団の構造をいつ整え、いつコーチングすべきか;リーダーシップとは何か いつ重要か、なぜ重要か;未来の集団 集団とともにある私たちの未来)
著者等紹介
野中香方子[ノナカキョウコ]
お茶の水女子大学文教育学部卒業
フィッシャー,コリン M.[フィッシャー,コリンM.] [Fisher,Colin M.]
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)スクール・オブ・マネジメントの組織・イノベーション担当准教授として、集団や組織を率いる方法や、集団で創造的に仕事をする方法を学生に教えている。プロのジャズ・トランペット奏者として活動していたころから、集団の力学(グループダイナミクス)に強い関心を抱いてきた。即興演奏をするなかで、周囲の人々によって自分の演奏が大きく左右されることに気づいたのが、研究を始めるきっかけだった。以来、約20年にわたって、集団の力学、創造性、即興について研究を続けている。研究や活動は、BBC、Forbes、NPR、The Timesなどの主要メディアでも取り上げられてきた。また、創造性や協調性を高めたいと考える世界各地の組織を対象に、講演やワークショップも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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