内容説明
世界地図から、都市の地図、天体や風変わりな地図まで、古今東西の美しい地図97点。大づかみ!で知る地図の歴史解説掲載。
目次
世界の地図
都市の地図
自然を描いた地図
暮らしにまつわる地図
天体の地図
不思議な地図
時代を読む地図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
36
図書館にて。表紙の地図は、刺繍作品です。実物を見てみたいなぁ。古今東西のたくさんの地図が載っているなかで特に気に入ったのは、ロンドンの町の絵地図(1914年)、ツール・ド・フランスの地図(1930年頃)、月面着陸地図(1966年)などなど。美しい地図を眺めるための本なようで、解説は少ないです。あと、そんなに大きい本じゃない。けど、細部を見たくなるよね。老眼鏡持ってきて良かったー。2023/09/12
ピオリーヌ
13
表紙にもなっている世界各国の国旗をモチーフにした世界地図がやはり目を惹く。他、原画は4世紀のローマ帝国といわれいるポイティンカー図、プトレマイオスの世界図など有名な世界地図から旧ソビエトの宝地図ポスターまで多種多様な地図が見られ、面白く読めた。2021/03/16
遠い日
11
実用品というより、まるでアートのような地図たちが壮観。世界中でこんなにも地図というものは必要とされ、かつ、正確さを凌駕して、自由なひらめきや芸術性を帯びていくのがおもしろい。地図に人は夢を乗せたのでしょうね。2021/03/06
ぽけっとももんが
10
美しい表紙はアフガニスタンの刺繍。ただこういうグラフィックなものはほとんどなくて後は古地図が中心。よくもまぁこんな地図で旅に出たものだと思う。いや、この地図を作るために地図のない土地に踏み込んだ勇者がいたことの方がすごいか。紀元前3世紀には地球が丸いとわかっていたのもすごいし、その後キリスト教的世界観が幅を効かせるのも興味深い。いいもの見せてもらいました。2021/05/04
ドラマチックガス
9
フルカラー、ビッグサイズ、写真たっぷりの大型本が妙に流行りだしている。『世界一美しい元素の本』あたりからかな? 面白そうなんだけど収納スペース的、お財布的に買うのが厳しい。そんななかではまだお安い部類か。ただ、タイトルの通り、また帯にも「絵を観るように、地図を観よう」とあるように、絵画のように地図を見る本なので地図の中身自体にはほとんど説明がない。そういうコンセプトとはいえ、やはり地図に何と書いてあるのかは知りたかった。2021/07/04