内容説明
学校でのICT活用の意義や価値、取り組み方がわかる。GIGAスクール構想とコロナ禍によって、1人1台端末が急速に普及しました。しかし、ICTを活用しきれていない現場も多いのではないでしょうか。本書は、授業支援ツールを使ったICT実践を広く共有し、その方法論と思いを届けることで、ICT活用を「しなくてはならないもの」から「自ら積極的に取り組み、子供たちと共に広げていくもの」へと深化させたいと考えています。小学校・中学校・高校の授業での実践事例をはじめ、自治体・学校でのICT導入と活用推進事例などを紹介しています。また、学びの変化が求められている学校現場において、どのような教育を目指していくべきか先駆者の考えも余すところなく掲載しました。本書によって、学校教育におけるICT活用に関心を寄せる全ての方々が、新たな取り組みを始める知識や気付きが得られることを願っています。ぜひ、ご一読ください。
目次
第1章 小学校・中学校・高校の授業ですぐに使える実践事例(まずはここから;個別最適な学び;協働的な学び;よりよい学級経営;指導と評価の一体化 ほか)
第2章 自治体や学校での導入・実践事例集(「岡崎版GIGAスクール構想」における「学び方改革」で個別最適化学習とチーム学習を実現 愛知県岡崎市;先生の実現したい授業に寄り添う「GIGAサポーター」―充実したテンプレートを使ってシンプルな活用からスタート 長野県伊那市;推進リーダー育成とボトムアップの両輪で活用を推進―教員同士の会話の中でICT活用のきっかけを生み出す 埼玉県上尾市 ほか)
第3章 主体的で対話的な学びはなぜ必要か―未来の学校に向けた座談会(鼎談1 何のためのICT活用なのか、目指す教育は何か―主体的な学びをつくるために、学校や教員に求められている変化;鼎談2 教育者3名が語るICTとつくる明日からの教室 個別最適な学びを実現する、これからの教育に必要なこと)
付録 スクールタクトの代表的な機能紹介