内容説明
この本は、「絵を描くロジックを知る」というアプローチで絵の描き方を学ぶ、まったく新しいデッサンの教科書です。OCHABI artgymのコーチ陣が、線の描き方から情景の描き方までていねいに解説します。
目次
序章 絵の描き方を知ろう
第1章 線を描いて表現しよう
第2章 平面的な絵を描こう
第3章 人物を描こう
第4章 立体的な絵を描こう
第5章 情景を描こう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
87
最近、水泳関連のブログ記事を書くことにした。するとどうしても略図のような人間の体を描かないといけない。自分はすでに小学生低学年ぐらいから(授業以外で)絵を書くことがほとんどなくなったので苦し紛れに線だけで人間の体を表していたが案外間違いではなかった。その線に基づいて人体比率や肉付けの方法が説明されているので、言葉よりも絵で表した方がわかりやすいと考えている人にとっては非常に丁寧で良い本だと思う。2019/09/16
R
47
絵を描くということを論理的に落とし込んだ本でした。伝えるために、というよりは、伝わることから逆算して、どのように描いたらいいかと考えるので非常に面白い。透視図法ほか、基本的と思われる絵の技術も解説されていて勉強になった。こんな感じで、小学校、中学校の図画工作および美術の時間に教えてもらっていたらよかったのにと思ってしまった。2021/06/08
Q
17
リミテッド ●絵はロジック(筋道)の上に成りたっている ●棒人間 顔は縦長の楕円。顔と肩のあいだに首。足の付け根は全身の1/2の位置 ●身の回りのものを観察すると、丸、三角、四角といったシンプルな形が組み合わさっている ●人体比率 顔を縦に6等分したときに、目は1/2の位置。その下の線上に鼻先。口は1/6の位置 ●消失点。例えば、線路の上に立つと2本のレールは奥にいくと1つの点に収束していく。その点が消失点。最後の晩餐は中央の人部での額に消失点を設定した透視図法 ▷昔、図工好きだったなー。。2020/12/31
kana
17
描けそう!と思わせてくれる。完全に初心者なので、アイレベルによる観察の仕方、遠近法の取り方、物体をベーシックシェイプに分解して形を捉える方法など、基本的な技術の説明が分かりやすくて助かった。また、棒人間でも動きがあればストーリーが見えて面白いことに気付かされた。しかし後半の宗教画についてはいきなりレベルが上がりすぎです(笑)できるかっ!!2020/01/05
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
15
自分は絵とか小さい頃から全く書いたことなく、外で運動してるタイプだったので、そういう人もロジカルに絵を書くコツを教えてくれるので、良い。絵を書くと物理法則を無視したような絵になってしまうが、遠近法や人間の骨格を理解することで、それっぽく書けるので嬉しかった。また、現実世界を○や△のシェイプで構造を把握するというのも、自分には全くできなかったことなので、なにか景色を見る時も意識するようになって、景色を見るのが少し楽しくなってきた!2021/03/01
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