内容説明
両親に疎まれて育った桔梗は、自分をかばい火事で死んだ父の記憶に悩まされていた。そんな中、神主の孫である巫女・紫と出会う。自分に想いを寄せる彼女の気持ちに戸惑う桔梗だったが、次第に過去の呪縛から逃れていく…。初めての恋と心の傷との葛藤に迷う青年の心情が切々と綴られる。透明感のある柔らかな文体が瑞々しい恋愛小説。
著者等紹介
豊田ありさ［トヨダアリサ］
１９８０年熊本県生まれ。「感じる波紋」を人々に伝えるために、創作活動に励んでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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登場人物の会話のみで話が進むところが多く、どれが誰の発言かを理解しながら読むのが難しい。登場人物それぞれの話し方に個性が見られず、みなが同じような言い回しを使ったりするのでこんがらがる。全体的に軽い感じで、携帯小説を思い起こさせる文体だった。あんなにベタなレンアイ物ではないが・・・。2011/06/18
