内容説明
颯爽たる勇姿を京の都に咲かせ、源氏復興のさきがけとなった旭将軍、源義仲。しかし田舎者と囁かれ、ついには従兄弟である源頼朝、義経に追われることとなる。父を平氏に討たれ木曽に逃れてから、願い続けた打倒平氏の夢。夢半ばで悲劇の最後を遂げざるを得なかった武士の姿にせまる。義仲最後の戦、宇治川の戦いまで共に戦い抜いた今井兼平、巴御前との友情、愛情を交えつつ、時代を風となって駆け抜けた義仲の半生をいきいきと描いた伝記小説。
著者等紹介
孤子[コシ]
愛知県出身。国学院大学文学部文学科卒業。講師。国語問題協議会所属。源義仲を中心に源氏の復興を研究し、『望郷義仲』を執筆。国語現代表記に一石を投じるべく、旧仮名遣いの表記とした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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