内容説明
皆様に倭人伝についての正しい知識を習得してもらうために、倭人伝全文(宋紹煕刊本による)を示し、それを逐語訳し、適宜参考事項を附け加え、倭人伝とはどのような文書なのかを分かりやすくまとめてみた。卑弥呼の使いは鏡を持ち帰らなかった!“倭人伝”にまつわる通説を打ち破る画期的な歴史書。
目次
本文に入る前の基礎知識
倭人伝全文
倭人伝の読みと解説(国の広さ;日本書紀上の伊都;訛はなまりではない;到と至の使い分け;初期の天皇の地位;出雲国ゆずりの真相;魏代のベクトルの計算;倭人寿考(長寿)のからくり
郡使は船で伊都国に来る
漢学事始
卑弥呼の実像
生口は単なる奴婢か
金印の重み
土産のトップは鏡でなく錦
鏡には記念の銘が入る
好物は好きな物ではない
手ぶらで帰った卑弥呼の遣使
古墳の盗掘は学者の作りごと)
神武余録
大化は日本最初の元号か