内容説明
永劫回帰VS虚無と一神教の円環。『ヨハネの黙示録』の中国共産党版、「核戦争の先制攻撃」による「人類滅亡の前兆」が露出した現代。人類は一神教思考を克服出来るのか、「終末」を「人の子」に与えるのか、全体主義と対決できるのか、という岐路に立っている。虚無と一神教の円環は汚らしいこの世の「終末」を夢想するが、永劫回帰思想はこの世の永遠を欲望する。
目次
無意識の見えない自己が、投影された妄想
円環する「人の子」
無神論は一神教
悲しい絶対矛盾の民族
この世は「穢わしい」と思う思考
エリート官僚と全体主義者の結託
哲学なんか価値を生きてからやれ!
全体主義の真似ごと
生活=任意性の偶然
幸福とは何か
防人の歌
彼らの言うことなど、虚偽であるに決まっている
たれが賢い
距離のスパイス
すぐれて精神的な人々
反『アンチクリスト』
ニーチェの永劫回帰
天皇=永劫回帰
三木成夫の永劫回帰
永劫回帰思想の甦生
著者等紹介
今井道夫[イマイミチオ]
1955年、新潟県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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