内容説明
時代とともに変化する人々の生活の中で、社会的問題となっている家庭内での子どもへの虐待。セラピストとしてその問題に接してきた筆者が、児童虐待の現状とそれに対する現行の法的制度に関して、多くの事例や実態調査のデータにもとづきまとめた一冊。子どもと親が幸福な関係を築くために、知っておくべき基礎知識。
目次
第1章 子どもの人権侵害行為のなかでの虐待(児童虐待とは;児童虐待の定義 ほか)
第2章 児童虐待に対する歴史的背景(児童虐待防止法と厚生省の取り組み;アメリカ法と日本法との対応 ほか)
第3章 児童虐待に対する法的対応(児童虐待に対する法制度;児童虐待に対する福祉的援助と法的介入)
第4章 児童虐待に対する介入事例(医療機関内での虐待;攻撃的態度をとる親との対応)
第5章 まとめ
附録 児童虐待の防止等に関する法律
資料
著者等紹介
佐藤馨[サトウカオル]
1940年神奈川県生まれ。1966年、国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院作業療法学科第1期卒業。その後、神奈川大学、東洋大学にて法律学を学ぶ。現在は二松学舎大学大学院にて国際政治学研究科に所属し、国際政治経済を専攻。2006年、帝京平成大学健康メディカル学部作業療法学科の教授に就任。若いエネルギーをもらいつつ作業療法士育成の教育に携わっている。その他の活動:リサイクル活用による「クラフト」創作、世界「トイレ探索の旅」世界遺産から現在までの歴史の流れ、子育て支援活動―電話相談(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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