感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
23
館内フェア準備本。「え、これを入れるの?」と一瞬でも思った頭の固さを猛省。「はなげ」の尊い使命と彼ら(?)の一歩も引かぬ責任感を笑いが止まらないほど真面目に描いた作品。偉大な「せんぱい」に憧れて、君も立派な「はなげ」になれよ!と、気分は鼻毛の応援団。「おじいちゃん、おばあちゃんの鼻毛はたま~に白髪だよ。がんばるよね~」とちびっこ達にこっそり教えたくなった。テキスト部分がページによって分量差が大きいので、読み聞かせには工夫がいりそう。全文読まなければ年中さんでも。2021/09/04
遠い日
12
第17回えほん大賞ストーリー部門大賞受賞作品。たかが鼻毛、されど鼻毛。鼻毛の深遠な世界が笑いを生む。鼻毛の大切な働きを説きつつ、ご主人の体調を守るべく、鼻の穴の中で日々戦っている鼻毛たち。体格のよい鼻毛先輩の立派な教えを、ぼくも受け継ぐのだ。わたしの鼻の穴の中でこんなことが行われているとしたら、もうちょっと鼻毛のことを気遣ってあげようかな。2020/10/16
ニャーテン
8
パワーワードなタイトルが鮮烈。これは常に戦い続ける勇敢な男(鼻毛)たちの熱い物語。新入りのはなげくんが、りっぱなはなげのせんぱい『ゲン』さんから様々な教えを受けて、小学生のけいごさんの鼻をテキから守る一人前の鼻毛へと成長していく。笑いあり涙あり…以前読んだ『ハーナンとクーソン』然り『はなくそにんじゃ』然り、鼻の穴の中の世界はどうしてこうもドラマチックなのか。読んだ後は鼻毛のお手入れがしにくいなぁwはなくそを食べてしまうというけいごさんの衝撃の行為に6歳の息子はドン引きw2022/07/18
とりじまカラス
5
ストーリー部門大賞。 新入りの鼻毛であるボクは、先輩とともに鼻毛について学んでいく。 しかし鼻毛だからこその悲しい結末が待っていて……。 タイトルの『はなげせんぱい』とはだれなのか? その意味がわかるラストがとても心地よいです。2020/10/08
Mayuko Kamiwada
4
鼻の穴の中が舞台。 鼻の穴にいる鼻毛たちがほこりやばい菌から人間の体を守っている。 鼻毛の新入りは鼻毛の先輩『ゲン』さんにいろんな仕事を教わり・・・。 鼻毛の役割を知っているようでよく知らない。 鼻から飛び出している鼻毛に気づくと、嫌がって引っこ抜いてしまいがちだが、この絵本を読んで、そんなドラマが繰り広げられているのかと思うと、引っこ抜きにくくなる。 自分の体のことをよく知るきっかけになる絵本である。2023/09/07
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