内容説明
「女のくせに二本差しとは、とんだじゃじゃ馬か、それとも、男に化けて助兵衛坊主の相手をしている寺小姓か、どっちにしても碌な奴じゃあるめえ。この念仏政が成敗してやるっ!」(表題作)素浪人・秋草右近は、箪笥に手足が生えたような逞しい体躯に、抜く手もみせぬ鬼貫流抜刀術の腕前、男らしい風貌に気っ風のよさ、これで女にもてないわけがない。十一代将軍家斉の時世、正義の剣が悪を懲らしめる!書き下ろし「番外篇」も加筆!!
著者等紹介
鳴海丈[ナルミタケシ]
1955年山形県生まれ。集英社コバルト文庫で作家デビュー。人気シリーズ『修羅之介斬魔劍』を始め、時代小説や現代アクション、官能物、漫画原作など、ジャンルに拘わらず幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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