内容説明
東京地検刑事部のルーキー検事・朽木拓也は、上司の荒良行から匿名の告発状を手渡された。「日新自動車が会社ぐるみでリコール隠しをしている」という内容を、単なる中傷ではないと睨んだ荒は、早速朽木に内偵捜査を命じる。日新自動車は業界三位の大手で、数年前も欠陥車でリコールされていた。どうやら背後に、事故と欠陥の因果関係を隠蔽した人物がいるらしい。朽木が背後関係を調べると―。ピカレスク小説の傑作!
著者等紹介
南英男[ミナミヒデオ]
1944年東京生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経てジュニア小説などを執筆して人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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