感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめか*
47
祖父のお友達が書いた小説ということで読ませて頂いた。一応児童書のような感じで読みやすくなってるのだが、内容はとても深かった。レロレロとしか話せなかった女の子が3.11を機に話せるようになり、不思議な力を秘めた子に変身。環境破壊、自然災害、財政危機…そういったものは全て人間が引き起こしたもの。しかし人類は自然の一部に過ぎないため自然をコントロールできない。だから自然のままに生きるべきなんだ。この女の子はそれを警告するために未来からやってきた。彼女の警告は今の社会への訴えだと感じた。すごく感慨深い物語でした。2015/03/18
かか
7
私が住んでる地元の方が書かれている。「アルジャーノンに花束を」と似たような物語で ここでは 自然との共生を強く訴えている。東日本大震災の時 私は これは天罰だ と思った。当時 詐欺だの 殺人だの 嫌な事ばかり増えてきている様に思ったから。でも 震災で被害を被ったのは 普通に暮らしていた方達、、、何故 天罰は 悪い事をしている人に当たらないのかと その理不尽さに 心が震えた。自然と共生していく生き方を 大事にしていきたいと この本を読んで 自分を戒めた。2015/10/03




