内容説明
終戦直後の列車の中で五万円の札束を盗られ、途方に暮れるが…。「電気屋をやってみないか」これが実業家としてのスタートだった。その資金の虎の子を盗られたが、「後悔してみても前進は出来ない、なーに、なんとかしてみせる」と徒手空拳、戦後の混乱期から昭和、平成と持ち前のバイタリティーで乗り越えてきた実業家の半世紀。
目次
桟敷の本家
大谷家に養子に行く
神奈川商工時代
体力章検定で上級バッジを手に入れる
日本揮発油株式会社の技術員に
東京府立高等工業学校に合格する
松の根から航空燃料を精製する設備を建設
実家で神奈川商工の先輩に邂逅する
虎の子の五万円を盗られ、途方に暮れるが
電気店から電気工事会社を興す〔ほか〕
著者等紹介
大谷晴紀[オオタニハルキ]
昭和16年12月神奈川県立商工実習学校工業部機械科(現神奈川県立商工高等学校)卒業。昭和16年12月日本揮発油株式会社(現日輝)に入社し、仕事をしながら東京府立高等工業学校に入学、昭和20年3月東京都立工業専門学校機械科を卒業、科学技術者資格を取得し技師補に。終戦後、東邦電機株式会社に技師として入社。昭和24年丹波電業社を起こし代表社員に。昭和35年大谷布帛工業株式会社を創業し代表取締役に就任(現職)。明昌機工株式会社の取締役を兼務(現職)。この他、オカヤマ株式会社専務取締役。西日本編レース工業組合副理事長、株式会社スミノエファミリー代表取締役、株式会社スミノエソーイング兵庫代表取締役を歴任し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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