出版社内容情報
北野高校の同級生、ともに妻を亡くした91歳の二人が綴る日常、過去と現在の往還、淡い恋心。「男おひとり様」のリアルがここに。
内容説明
名文家で知られるジャーナリストと、旧制北野中学の同級生が、九十一歳を迎え、それぞれの日常や回想を綴る。ともに妻を亡くし、コロナ禍で外出もままならぬ中、日々の暮らしを書き記し、電話で口述筆記を行い、一冊の本を書きあげた。「もうじき百歳」のリアルな心情と、互いを支え合う友情がここにある!
目次
執筆のプロセス(土井荘平)
真の英国紳士(徳岡孝夫)
ひとり正月(土井荘平)
人事の賽の目(徳岡孝夫)
K女との電話(土井荘平)
セカンドキャリア(徳岡孝夫)
ハーレム・ノクターン(土井荘平)
陽気な神父さん(徳岡孝夫)
ステイホーム(土井荘平)
気高い行為(徳岡孝夫)
何れ菖蒲か杜若(土井荘平)
夢の浮橋(土井荘平)
政治家が死んだ時(徳岡孝夫)
夢かうつつか(土井荘平)
動機が行動を浄めるか(徳岡孝夫)
白い人々の病院(徳岡孝夫)
眼鏡が見つからない(土井荘平)
政治家の表と裏(徳岡孝夫)
「孤独」ということ(土井荘平)
三島由紀夫のこと(徳岡孝夫)
会者定離(土井荘平)
ショウグンザクラ―あとがきに代えて(徳岡孝夫)
著者等紹介
徳岡孝夫[トクオカタカオ]
ジャーナリスト。昭和5年1月、大阪市生まれ。毎日新聞社で社会部、「サンデー毎日」、「英文毎日」の記者、編集次長、編集委員などを歴任。「ニューヨーク・タイムズ」のコラムニストも務めた。第34回菊池寛賞受賞。著書に『五衰の人―三島由紀夫私記』(新潮学芸賞受賞)、『横浜・山手の出来事』(日本推理作家協会賞受賞)など多数
土井荘平[ドイソウヘイ]
昭和4年12月、大阪市生まれ。商社勤務、自営業を経て、リタイア後、小説、エッセイなど著述を始める。徳岡氏とは旧制北野中学の同級生。著書に『青い春、そして今晩秋』(鶴シニア文学大賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zag2
ひほ
koishikawa85
よしよし
Mitsuhito Shiraha