内容説明
「島原・天草の乱」後十余年、世は平穏なれど、なお天草の地は非常の時であった。天草初代代官鈴木重成は、亡処となった天草の地の復興に懸ける。しかし志半ばにして重成は相果て、悲願は二代目代官鈴木重辰の双肩にかかる。天草の石高半減は成るか。待望の下巻刊行!切支丹大迫害時代とその後の人々の姿を壮大にうつしとった長編歴史小説、ここに堂々の完結。
著者等紹介
示車右甫[ジシャユウホ]
昭和6年、福岡県生まれ。昭和25年に博多工業高等学校を卒業。平成16年に東福岡信用組合を退職。小説『断食者崩壊』にて、昭和42年福岡市民芸術祭賞小説部門の一席を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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