土佐の祭りと呪詛―物部村のいざなぎ流

土佐の祭りと呪詛―物部村のいざなぎ流

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784286026428
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

内容説明

いまなお神々と交流する村が高知県にあった。古代の民間信仰を今に伝える「ミコ神迎え」と「大山鎮め」を地元の研究者が追う。

目次

第1章 神さまに導かれてイザナギ流と出会う(土佐の台風と地震;神さまに「イザナギの神に会え」と言われる ほか)
第2章 一日目―ケガレを清める(新ミコ神迎えに参加することに;「法の枕」とは何か ほか)
第3章 新ミコ神はこうして迎えられる(さまざまな種類の御幣;天井裏の御幣も取り替えられる ほか)
第4章 山火事と大山供養鎮め(山火事発生!;山ノ神とはだれか ほか)
第5章 鎮めと神送り(襲いくる魔群魔性;原因は病気の娘に取り憑いた悪霊だった ほか)

著者等紹介

福島義之[フクシマヨシユキ]
1934年(昭和9)、兵庫県神戸市に生まれる。1949年(昭和24)、高知営林局清水営林署入署。1970年(昭和45)、高知営林局作業課退職。1970年(昭和45)、福島商事入社。1994年(平成6)、福島商事退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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momen

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高知県物部村の信仰いざなぎ流の紹介。記述は祭祀(死者を神に祀る/災害時)のルポ風だが、純粋な記録ではなく神や魔物の会話や超次元のイメージ映像を交えた小説風の展開。宗教行事に詳しくなくても読みやすいが、専門的な知識は浅めなので一般・入門向け。いざなぎ流は神道・素朴な自然崇拝・長男を中心とした先祖崇拝・外来の信仰・来歴不明の神など複雑に混ざった不思議な信仰形態を持つ。祭祀は普通の家に一族の者が集まり、道具作りや神楽など様々な段取りを以て無数の神を祀る。家族制度や民間習俗と密着して成り立った信仰なのがわかる。2024/12/26

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