内容説明
満州にて一人ぼっちで聞いた玉音放送―未曾有の敗戦混乱の中、夫との奇跡的再会、極寒の地・大連で女児の難産、そして引き揚げ船内での男児出産…戦後の激動期、互いを信じあって生き抜いた若い夫婦の物語。
目次
第1章 結婚
第2章 激動の年
第3章 冒険の旅
第4章 黒い影
第5章 敗戦後の難産
第6章 汗疹の親玉
第7章 大陸の冬
第8章 我が子を手放す迷い
第9章 引き揚げ船内出産
第10章 本土上陸
著者等紹介
奥河キク[オクガワキク]
大正12年生まれ。愛媛県川之江市(現・中央市)出身。奥河柏洋として墨彩画を指導。平成6年、全国公募の日本墨相展にて金賞受賞。京都南画院展等々での入選、入賞、海外でも数々の受賞歴あり。平成18年、ブルガリア国際芸術博覧会において、「文化親善名誉作家認定証」を授与される
さかがみさちこ[サカガミサチコ]
阪上祥子。ピアニスト。現在は病院のホスピスや老人ホームの各施設等にてボランティア演奏活動中。1998年より、3枚のピアノ演奏CDを制作販売(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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