内容説明
記憶喪失の僕には、引き換えに透視能力が備わり、行きずりの人々の過去の情景が見えてしまう。他人の過去を透視しているうちに、しだいに自分の記憶も戻るようになる。冬のある日、その事件は起き、すべての記憶を取り戻す。僕は、ある目的のために上野にやってきたのだった…。僕はなぜ、ここに来たのか。発砲事件が、すべてを思い出させた。東京・上野界隈を主舞台に展開する、ファンタスティックミステリー。
著者等紹介
三上恭平[ミカミキョウヘイ]
1962年(昭和37)、東京都生まれ。私立高校を現在の妻と中退後、飲食店、運送業を個人経営。30代に病に倒れ、その後、復帰するも何度も挫折の繰り返し。現在、内助の功の支援を受けながら物語の執筆に専念中(ありがとう)。趣味は読書(哲学、思想、歴史、日本文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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