内容説明
１９４３年（昭和１８年）上海の大学に留学中、学徒動員令を予感し、密かに書き残した青春随筆日記。今、鎮魂の思いを込めてその秘文を明らかにする。
目次
日記期間中の主な出来事
上海共同租界の返還
兄と四年振りに上海（揚樹浦）にて再会、帰還船寄港
南京・蘇州方面への行軍および軍隊生活の体験
学部二年生の大旅行出発
内地に帰省
東京の姉の家に滞在
租界返還後の上海
海軍予備学生および出征学生の壮行会
学徒動員令下る
私の壮行式
著者等紹介
紙谷勝治［カミタニカツジ］
大正１１年（１９２２）３月、兵庫県有馬町（現神戸市）に生まれる。学徒動員令により上海の東亜同文書院大学を中退。東京商科大学（現一橋大学）卒業後、山下汽船に入社。山下新日本汽船社史編集委員、日中教育協会理事などを歴任。東京都在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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