内容説明
戦中・戦後の激動期に航空と携わり、民間航空の歩みとともにあった、パイロットとしての稀有な体験と壮絶な生きざまを綴った昭和史。
目次
第1部 青雲(井戸端のはなし;二枚の写真 ほか)
第2部 戦火(「貴様ら、たるんどる!」;初単独飛行 ほか)
第3部 助走(航空保安部福岡に勤務;「お荷物」だったパイロット経験者 ほか)
第4部 飛翔(遅ればせながら機長に任命;太平洋上飛行の思い出 ほか)
第5部 再生(空の安全はどうやってもたらされるか;故郷での講演 ほか)
著者等紹介
水間博志[ミズマヒロシ]
1923年生まれ、熊本県出身。1944年、逓信省官立高等航空機乗員養成所操縦科卒業。1950年、明治大学新聞高等研究科卒業。戦時中、要人空輸に従事。1945年、広島市原爆投下直後「原爆調査団一行」の要人空輸の任務達成。上空観察者唯一人の生き証人として「平和と核兵器廃絶」を世界に向けて提唱。1951年、日本航空株式会社創立と同時に入社、創立メンバー100人の一人となる。1954年、戦後初のパイロット教官免状を取得、操縦士教官、査察操縦士、主席乗員、運行乗員訓練所長などを歴任、その間、国際線機長としてヨーロッパ、アメリカ路線を飛翔。1983年、定年退職。42年間の航空人生において、操縦機種20機種、飛行時間1万9003時間、無事故安全運航達成。航空功労賞を受賞。現在、執筆、講演など意欲的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。