内容説明
恍惚と不安。そのアンビヴァレントな酩酊のなかで、彼は確かに見た。あの人を。揺れる愛と義と信仰を巡る論攷八編。
目次
太宰治論
ロレンスのポー論と太宰文学―愛という病気
太宰治と塚本虎二
ダンテ、ボードレール、太宰―地獄の系譜
ケーベル先生の「シラー論」と『ダス・ゲマイネ』
太宰治筆名考
太宰治と北欧文学
「親の言ひつけに、そむいたから。」
著者等紹介
福永収佑[フクナガシュウスケ]
昭和13年6月19日青森県弘前市生まれ。弘前高校を経て、昭和32年東京大学文科一類入学。同法学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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